【私たちはどうかしている】見逃し配信・無料動画まとめました(水曜ドラマ)

私たちはどうかしている

15年前に起こった老鋪和菓子店主人の殺害事件を巡り、“容疑者の娘“と“被害者の息子”が運命にほんろうされながらも引かれ合う姿を描くラブミステリー。

和装の印象もあってか、横浜流星くんの色気がヤバいです。浜辺美波さんも惹かれていく表情がとても可愛い。

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『私たちはどうかしている』の見逃し配信・無料動画まとめ

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『私たちはどうかしている』のあらすじと感想

※ネタバレを含みます。まだ見てない人は気をつけてくださいね。

第1話

放送日:2020.8.12
見逃し配信

『私たちはどうかしている』第1話の見逃し配信は、2020年08月19日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

花岡七桜(浜辺美波)が5歳の時、和菓子職人の母(中村ゆり)は金沢の老舗和菓子屋・光月庵で住み込みで働くことになった。七桜も一緒に住んでいた。体が弱く病気がちだった七桜は、周りが灰色に見えていた。光月庵の一人息子・椿は、明るく人懐っこくて、まぶしかった。すぐに仲良くなった。椿は、七桜の名前の字を見つけて、さくらと呼んでいた。自分と同じ春の名前だと喜んでいた。母に教わりながら、一緒に和菓子を作るのが楽しかった。その時から、七桜の世界に色が付いた。ずっとここで、母と椿と和菓子を作っていきたいという七桜に、母は、桜の花と椿の葉の型抜きをくれた。お菓子はどこにいても作れると言った。七桜がやりたいと思うのなら作り続けてほしいと。椿の葉の型抜きは、椿にあげようと言った。この1年間が、七桜にとって、1番幸せな時だった。

そして次の朝事件は起きた。雷が鳴っていた。その朝の七桜の記憶はところどころあいまいだ。庭中に椿の花が咲いていたことと、あの光景ははっきり目に焼き付いている。椿の顔と手には血が付いていて、椿の父親(鈴木伸之)が血を流して倒れていた。店中の人たちが集まってきていた。七桜は母にしがみついていた。その時、椿の母(観月ありさ)の声がした。「本当にお父様の部屋から出てくるところを見たの?だれ、だれなの?」椿は指をさしていった。「さくらのお母さん」と。母は逮捕され、そして、七桜は光月庵を追い出された。

15年後、21歳になった七桜は、小松市で和菓子職人として働いていた。御菓子を作っている時だけ、1人じゃないと思えた。ひいきにしてくれている茶道の家元の娘・真由に、結婚式の引き出物のお菓子を頼まれた。結婚相手も家元の長男だから、そちらのひいきの店あり、両方のお菓子を食べて決める、対決のようになると言う。相手が光月庵ときいて断った。もう2度とかかわりあいたくなかった。七桜は、あの日のトラウマから赤い色が怖くて和菓子に使うこともできなくなっていた。働いていた和菓子店に、七桜の母は人殺しだと言うメールが届いて、辞めさせられてしまう。雨のなかで、途方に暮れている七桜に、見知らぬ男(山崎育三郎)が声をかけた。七桜が二十歳を過ぎたら渡してほしいと、母から手紙を預かっていたと言う。

七桜は一度断った対決を引き受けることにした。椿(横浜流星)が来ていたが、七桜には気づかない。緊張でつぶれそうになる七桜だったが、真由が自分に作ってほしいと言ってくれたことを思い出し、真由のために作り上げた。

光月庵のお菓子・菓名は「淡墨桜(うすずみさくら)」。つぼみは薄紅色。満開になって白になり、最後は淡い墨をひいたように色を変えて散っていく。七桜は椿の菓子に圧倒された。

七桜のお菓子・菓名は「葉桜」月日を重ねても2人の幸せが続くようにという思いを込めていた。

結果は後で知らせると言うことだったが、七桜は聞いてしまった。光月庵に逆らってはこの世界にいられないから光月庵に依頼するということだった。がっかりして帰ろうとしたとき、椿が待っていた。「葉桜の下帰り来て魚に塩」七桜の腕をつかんで「ねえ、あんたさあ、俺と結婚しない」と言った。手を離して鼻で笑い「冗談。忘れて」と言う椿。

二度と会いたくなかった椿。しかし、七桜は「いいよ。しましょう、結婚」と答えた。名前を名乗っても、椿は覚えていなかった。結婚する気があるなら3日後の正午に光月庵に来るようにと言った。来たなら、「後戻りはできないからな」「手土産を忘れるなよ」と言って去っていった。

椿は、お茶をたてながら、父のことを思い出していた。

椿は忘れていても七桜は忘れていない。椿の一言で母は殺人犯になった。その日から、七桜はずっと一人だったのだ。ずっと憎み続けてきた人と結婚するなんて、どうかしていると自分でも感じていた。

真由に光月庵のお菓子を買ってきてもらって食べた七桜は違和感を覚えた。味が変わったのではというと、15年前に初めて食べたときは感激したという真由に七桜は抱きついてしまった。母が作っていたころのお菓子、うれしくなったのだ。

七桜は施設で暮らしていた。母からの手紙には「私は何もやっていない」と書かれていた。母は無実を訴え続けていたが、取り調べの最中に倒れ、そのまま亡くなった。

あの日光月庵で本当は何があったのか、真実を見つけたいと思った。椿に言われた日時、七桜は光月庵に行った。懐かしさを感じた。対決の日、椿と一緒に来ていた見習い職人の城島(高杉真宙)が案内した。椿と日本屈指の旅館長谷屋の娘・栞(岸井ゆきの)の結婚式が行われていた。それでも、七桜は椿のもとに行き手土産を渡した。周りは騒然となった。

手土産は新月という名の、何も入っていない真っ黒の羊羹だった。月のない夜は星がきれいに見えて、花の香りが一層増して夜そのものが豊かに本質を見せてくれる。羊羹そのもののおいしさを味わっていただきたいという思いをこめた。椿はそれを、「月が、光月庵がなくても、和菓子の世界は美しい」この店は特別じゃないと解釈した。今の光月庵は決して特別じゃないという七桜。「あんた、やっぱりおもしろいな」と言った椿は、「僕はこの人と結婚する」と七桜を引き寄せてキスをした。

長谷屋の主人は怒っている。娘に恥をかかせたと、結納返しの名目でいくら払ったと思うと。椿は、女将の今日子に本気かと問われ、本気だと言った。椿のほほを、今日子は殴った。七桜は、女将の昔の冷たい目を思い出していた。式に戻れという女将に、七桜は、15年前にこの店であったことを、長谷屋の娘は知っているのかと言った。表向きは病死になっているが、本当はどうなのかと。

騒ぎになっているところに、大旦那(佐野史郎)が現れた。椿の父が亡くなってから、病気がちで、表に出ることはあまりなかった。「本日の式は中止にさせていただきます。この無礼は、この高月宗寿郎、生涯をかけて償わせていただきます」と言った。それを見ていた椿は、雨の中、外に出て土下座をした。「今日のことはすべて私のわがままでございます。責任はすべて私が取ります。」そして、光月庵の業績が思わしくないことを話した。15年前、先代を失ってからこの店は変わってしまったと。「味、品質、度の面からも、皆様に満足され、認められる和菓子屋、そんな理想の店にいたします。必ず、お約束いたします」と宣言した。大旦那は、「そこまで言うなら3か月で成果を出してみろ。できなければその娘とここを去れ」

2人きりになって、椿はどうして15年前のことを知っているのかと七桜にきいた。ネットのうわさで知ったと答えた。椿は、一見美しい和菓子の中身は、あんじゃなく汚い泥が詰まっているのがこの店だと言った。七桜の羊羹のとおりだと。「新月は見えていないだけで、月がなくなったわけじゃない。満ちて、また輝きだす。輝かせてみせる。この手で。近いうちに必ずこの店を俺のものにする」と。そのために自分を嫁にすると言ったのかという七桜に、「宣戦布告するには最高の演出だっただろ」七桜は、栞のことを思い、「でも傷ついた人もいる」と言った。「あんただって俺を好きでここに来たわけじゃないだろう」という椿。住んでいる場所を片付けたらすぐに、引っ越して来いという椿に、自分には家も家族もない、荷物もここにあるものだけだと言った。「今日からお世話になります」と。七桜は、光月庵に入るために、人を欺こうとしていることを実感していた。真実は必ず見つけ出す。契約成立だなという椿。自分たちの関係に名前を付けるとすれば、共犯者だと思った。

感想

主演の2人、漫画の再現のようで素敵です。和菓子と、着物の美しさが光ります。

出会ったばかりの相手に「俺と結婚しない?」なんて、何を考えているのかと思ったら、決められた結婚を壊すことが大きな目的で、さらに光月庵を変えると宣言したかったのです。

光月庵の跡取り息子だといっても、祖父からも、母からも愛情を受けずに育ってように見えます。家族の温かさが感じられません。息子に店を継がせたいと思う母なら、普通は、溺愛して甘やかしていそうなのに、とても冷たいのです。15年前に椿の父を失ったことで、みんな変わってしまったのですね。

七桜はずっと一人、お菓子作りをすることで、母を感じて生きてきたのでしょう。住み込みで働いていた和菓子屋を、母が人殺しだというメールでやめさせられてしまいます。いったんは断った光月庵との対決を引き受けたのは、母の「私は何もやっていない」という手紙を受け取ったからでしょうか。手紙を持ってきた人物が誰なのか、気になるところです。お菓子を食べる人のことを考えて作る姿は素敵でした。あの日の血の色トラウマから、赤い色を使えない七桜は、大きな傷を負いながらも強く生きています。

結婚式の最中に、別の女が来て、その女と結婚すると言う椿。花嫁の栞にとっては、ひどい仕打ちです。七桜は、気にしています。椿は、決められた政略結婚に反発しているだけで、花嫁のことは考えていません。

七桜は、憎い相手と結婚する自分をどうかしていると言っています。

椿にとって七桜は、好きでもない相手というわけでもないのでしょう。昔のさくらだということは覚えていませんが、七桜のお菓子、お菓子への姿勢など、惹かれるところがあったのだと思います。「おもしろいな」と言う言葉では表現していますが、実は好きになりかけていると思います。

七桜も、事件の前までは仲良くしていた、初恋と言ってもよい気持ちだったと思います。そんな相手が、実はつらい人生を送ってきていることを知ったら、憎しみよりも、愛情が大きくなっていくということもあると思います。

椿の父を殺した真犯人は誰なのか?七桜はつかむことができるのでしょうか。

第2話

放送日:2020.8.19
見逃し配信

『私たちはどうかしている』第2話の見逃し配信は、2020年08月26日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

七桜(浜辺美波)は、光月庵で暮らし始めた。嫁の仕事は、洗い物。お菓子作りの現場にいられるだけでも幸せを感じる七桜だった。神社の奉納菓子のために、大忙しだ。職人は古くても10年ぐらいで、15年前に当主が亡くなったときに、従業員が一気に変わったという。お客様の方が付き合いが長い。

七桜は、15年前の事件当時のことを知っている人に話を聞きたいと思った。何か手がかりがあるかもしれない。祭り当日、お得意先の白藤屋からの注文を七桜が受けた。言われたことだけしていろという椿(横浜流星)。白藤屋がいつも注文しているお菓子を把握している七桜。椿が寝ずに作ったお菓子を、七桜が届けることになった。

結婚式を中断された長谷屋では、父が、娘の栞(岸井ゆきの)に光月庵にはもう関わるなと言う。しかし、栞は椿のことを思っている。

当日、着物姿でお菓子を届けに行く七桜。七桜の半襟を直しながら、少しでも阻喪があったら許さないと言う椿だった。七桜は、突然押しかけてすみませんと言う。手がかりをつかむために、話を聴けるようになりたいと思っている。注文を受けたというのは嘘だった。悲鳴が聞こえて台所に駆け付けると、お菓子が真っ赤に染まっていた。七桜は、過呼吸で倒れそうになる。かすむ目の向こうに椿が見えた。「罰ですよ、彼女は嘘をついていたようなので」と言って、椿は七桜を抱き抱えた。自業自得、嘘をつくからこんなことになるという椿。椿が確認の電話をすると注文していないという返事を受けた。誰が犯人とかはどうでもいいと、大切なお客様を1人失ったのが事実だという椿。

七桜は、厨房でお茶を飲んでいて、見習い職人の城島(高杉真宙)を驚かせてしまう。お菓子の話で癒される七桜。そこで、白藤屋さんに届けるお菓子を女将(観月ありさ)がチェックしていたことを聞く。

部屋に戻ると女将は七桜の荷物を荷造りしていた。ここに置いておくわけにはいかないという。追い出すためにお菓子を、と言う七桜。。女将は着物には似合わない真っ赤なマニュキアをしている。これが目当てだったんでしょとお金を渡そうとする女将。それを突き返して、椿に言われるまでは出て行かないというのだった。女将は、「疫病神」と言って、花瓶を七桜に投げつけ、蝶は、自分と同じ美しい蝶としか子孫を残さない、蛾を家族にしたりしない、よそ者はいらないと怒鳴りつけた。

大旦那(佐野史郎)は、椿に「あの子は見つかったか」と聞く。またその話ですかと言う椿。
「私がこの世で一番大事にしているものは何かわかるか。お前は絶対に光月庵を告げん」と言う大旦那。それを、職人の山口(和田聰宏)が聞いている。

女将は七桜の荷物を持って、出て行かせようとする。もみ合って池に荷物を落としてしまう。母の大事な肩身の型抜き、池の中に入っていく七桜に、もう光月庵には一歩も足を踏み入れるなと言う女将。そこへ現れた椿は、池の中に入って荷物を拾い上げる。七桜にはもう少しここにいてもらうと言う椿。白藤屋から最中20個、七桜が作ったものでという指名つきで注文が入ったのだ。。

白藤屋では、七桜に母からの手紙を渡した男(山崎育三郎)がお茶をたてていた。彼に言われたとおりに最中を注文したのだ。どうして椿が七桜を嫁にしたいのかわからないと言う女将に、男は、お菓子を食べればわかると言うのだった。

椿は七桜に光月庵のあんを教えている。職人の富岡(岡部たかし)は、七桜に厨房を使わせないと言う。富岡は、大旦那以外の指図は受けないと言った。椿は、大旦那に厨房を仕切る権限をくださいと言ったが、この店を継ぐ者にしか譲らないと言う。大旦那は、椿は本当の孫ではないから光月庵を継げないと言った。120年前に弟子に饅頭のつくり方を盗まれたことがあってから、血縁を大事にしてきたと言う。正式に店を継ぐ者だけに、象徴として渡された道具があった。15年間誰も手にする者がいなかった。大旦那は、椿が、女将の不貞でできた子だと思っている。小さいときからそういわれて育ってきていた。大切なのは、血のつながりより、和菓子に対する情熱、意志だと言う椿。父は椿をかわいがって、お菓子のことも教えてくれていた。亡くなった父とこの店を大事にすると約束していた。

七桜は夜遅くならと厨房であんこを作り始めた。

椿は女将のふりをして、富岡にわなを仕掛けた。厨房を使えるように。

城島は店のあんこをとっておこうかと七桜言うが、せっかく作れるチャンスだからという。仲良さそうにしている2人を見て、椿は城島に「俺の妻だぞ」と言う。もしかして、ヤキモチっと思う七桜。自分が正式な跡取りじゃないと知って、七桜は出ていくと思ったと言う椿。あんこはあこがれだと言う七桜。椿は、あんこは自分を映す鏡だと言い、あんこを作るとき少し怖いと言う。どういうことなのか気になる七桜。七桜は頑張って、完璧な光月庵のあんができたが、何か違うと言う椿。おいしいと思っていないだろうと言う。自分が本当においしいと思うあんこを作ってみろと言う。七桜の作ったあんこの最中を持っていくと言う椿。この世界で絶対的なことはおいしいと言うことだ、と言った。

白藤屋に持って行った最中は、七桜の作ったあんではなかった。いつもの変わらないあんだった。白藤屋は予約で最中を買ったことはなかった。だから、食べたいと思った時に直接店で買って食べていたのだろうと、いつもの味にほっと一息つくのだろうと、七桜は考えた。これからも光月庵のお菓子をいただきたい、2人の結婚式の着物を仕立てさせてくれという白藤屋の女将だった。

帰り道、機嫌の悪そうな椿。七桜は、あんこは自分を映す鏡なら、あのあんこには自分の勝手な思いが詰まっている。でも、白藤屋が食べたいのはいつもの光月庵の最中だと気が付いたのだ。結果的には七桜の判断が正しかったが、相談がなかったことにむかいついていると言う椿。言い合いになる2人。一度夫婦らしいことをやってみるかと、手を出す椿。ドキドキなんかしないと思いつつ、手をつなぐ2人。好きだから手をつなぐことは変わらないこと、光月庵のあんこも変わらないことを大切にしている。大旦那さんとちゃんと話したらと言う七桜に、やっぱり甘ちゃんだなと言って、先に帰ってしまう椿。

七桜は、大旦那から、家族の食卓によばれた。誰かと一緒の食卓を囲むのは久しぶりだと喜ぶ七桜。椿のことを悪く言う大旦那に、椿も大旦那に負けないくらいこの店のことを愛していると言う七桜。大旦那から、椿のことを愛しているかと問われ、はいと答える七桜。嘘をつくなと怒鳴る大旦那。結婚すると言いながら部屋も別々じゃないかと。騙されないと言う。かつて、この店に入り込んできた女が2人いたという。この女狐と、女将を見る。息子を愛していると言いながら、何の血のつながりもない子供を生んだと。もう一人は職人だと言って入ってきて、息子の命を奪った。お前は私から大切な何を奪うのかと、七桜の首を絞める勢いだ。椿が入ってきて、大旦那を壁に追い詰め、僕の妻をいじめないでもらえますかとにらんだ。七桜の肩を後ろから抱き、俺の部屋に行こうと言う。今晩から部屋を一緒にするから文句ないでしょうと言う椿。お前に人を幸せにできるのかという大旦那。七桜は、正座して言った。「今まで結婚を反対されていたので遠慮していました。認めてもらえたようでうれしいです。ありがとうございます。おじいさま」と。

椿の部屋で、七桜は、椿に謝った。話し合ったら分かり合えると言ったことを。椿は思わず七桜を後ろから抱きしめた。七桜は動揺して振り払った。もう見ていないから必要ないでしょうと。そういうつもりで来たにかと思ったけど違ったのかと、悪かったなと笑う椿。

七桜に背を向けて横になっている椿。七桜も背を向けた。子供の頃のことを思い出す七桜。椿はさくらのことを覚えていた、おとなしくて、泣き虫で、この暗い家での唯一の灯りだったと言う。何かを感じて振り向くと、椿が七桜を見ている。七桜の手を取って、「あんた太陽丘の手だよな。この手が隣にたら何か変わるんじゃないかと思った。」と言う。初対面の男との結婚を承諾する女なんて、利用するだけすればいいと思っていた椿。世界で一番憎くて、大嫌いなのに、背を向けた椿を後ろから抱きしめてしまう七桜。椿のキスを受けながら、もし、目の前にさくらって子が現れたらどうするかと聞く七桜。俺の前から永遠に消えてもらうと言う椿だった。

女将は七桜の正体をつかんでしまっていた。

感想

七桜と椿の恋は始まってしまいました。椿は、さくらだとは思っていないから、どんどん惹かれて行っています。結局、初めて会った時から、椿は七桜に惹かれていたのだと思います。手相の太陽丘、最初に会った時、そんなところを見ていたのですね。そして、七桜のお菓子を見て、七桜の才能にも惹かれたのでしょう。政略結婚を壊したかっただけでなく、七桜だからプロポーズしたのだと思います。本当の気持ちを言えずにドSになってしまっている時があります。父が亡くなってから、誰にも心開くことなく生きてきたのですね。

七桜は自分の幸せを壊したのは椿だと思っていました。椿も父を亡くして悲しい思いをしているとは思ったものの、祖父と母としあわせに暮らしているだろうと思っていたのでしょう。老舗の和菓子屋で、裕福で、幸せな毎日を。ところが、実際には、椿もまた、あの事件から不幸になってしまったのでした。それは、七桜の気持ちを変えてしまったのでしょう。小さい頃の良い思い出もあり、もともとは大好きだったはず。椿も、小さい頃のさくらを、唯一の灯りだと言ってくれていたことはうれしかったのでしょう。この時の2人は本当に心が通い合っていたと感じます。でも、もし今目の前に現れたら、と聞いてしまう七桜。椿は、父親を殺した女の娘だから、自分の目の前から永遠に消えてもらうと言って、七桜は絶対に正体がばれないようにと思うのです。

女将と大旦那、こんなに怖い理由は何なのでしょう。女将は、椿を跡取りにしたいなら、もっとかわいがりそうなのに。跡取りにふさわしく、厳しく育てきたのでしょうか。愛情をかけることができなかったのはなぜなのでしょう。

大旦那は、椿は息子の子供ではないと思っているから、ずっと冷たくしています。父が亡くなったときからなのでしょうか。小さな子に冷たすぎます。どうして息子の子供でないと思ったのかが、今のところはわかりません。何かあったのでしょうか。椿の父が、椿を後継ぎとして、やさしくいろいろ教えていたのは、自分の子だと思ったからではないのでしょうか。

女将のいじめが目立って、何か懐かしいドラマの感じがします。個人的に、いじめられているドラマを見るのは好きではないのですが、七桜が負けていないから観ていられます。

もうすぐ20歳になる浜辺美波さんにとっては、挑戦であるラブシーン。美波さんはかわいいけれど、横浜流星くんの色気に驚いています。そして、桜が目の前に現れたら、自分の前から永遠に消えてもらうと言った時、セクシーだけど、怖かったです。

女将は七桜の正体をつかんでしまったようですが、これからどうなっていくのでしょうか。

女将の部屋「来訪者 富岡勝」

昔見ていた昼ドラのドロドロを思い出しました(^_^;)女将、恐るべしですね。

女将はベテラン職人の富岡を自分の部屋に招き、椿の結婚がうまくまとまるまでは厨房内での出来事を女将にすべて報告するようにお願いするのでした。

大旦那への忠誠心から富岡は断ったのですが、今日子は光月庵の暖簾分けをして富岡の店の開店資金も用意しようと思っていたのに、と巧みに篭絡していったのです。

思い通りにいかず怒りに震える女将が怖い(°_°)本編でも大旦那に女狐と呼ばれていたが、本当その通りだな〜。女って怖〜い...。

本編で七桜と椿が思い通りに調理場を使えなくなった場面があったけど、この女将の部屋での出来事があったからね?と本編をもう一回見てしまいました笑💧。

和の美しさ満載のクールジャパンラブミステリー次回も見逃せない!!

第3話

放送日:2020.8.26
見逃し配信

『私たちはどうかしている』第3話の見逃し配信は、2020年09月02日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

さくらが目の前に現れたらどうするかと聞いた七桜(浜辺美波)に、自分の前から永遠に消えてもらうと、椿(椿)は答えた。どうしてかときくと、さくらの母(中村ゆり)が父(鈴木伸之)を殺したからだと言う。庭の椿が満開になった日、夜が明けきらぬ前に、父とさくらの母が一緒にいるところを見たのだ。その日から、椿にとってのさくらは、灯りではなく真っ黒な憎しみだけになった。震える七桜は、母と椿の父との関係に驚いていた。自分がさくらだということは、絶対に知られてはいけないと思った。七桜には関係ない話だったなと優しく言った。名前を呼びながら優しく頬に触れた。七桜は、その手を振り払って、愛情があるわけじゃないからこういうのはやめようと言う。椿も、そうだなと言って、2人は背を向けて眠りについた。

女将(観月ありさ)は、誰かに調査を依頼し、七桜がさくらだということを知った。

翌朝、七桜の耳元で「椿に抱かれたの?」とつぶやく女将。箪笥から出したいものがあるから、あとで手伝ってほしいと言う。嫁になる七桜に着て欲しい光月庵に代々伝わる着物だという。針でも入っているのでは警戒していると、それは、真っ赤な椿の柄だった。七桜に羽織らせると、七桜はパニックを起こしてしまう。母はどうしているかと尋ねる女将。黒髪も、病弱そうなそうな白い肌にも見覚えがあるとも。どこで育って、15年前にはどこにいたかと問い詰める。異変に気付いて駆け付けた椿は、七桜の姿にさくらが重なる。さくらと呼んでしまいそうになった時、城島(高杉真宙)が現れた。七桜の母(須藤理沙)だという人が来ていると。

いったい誰が来たのだろうか。七桜の全く知らない女性だった。輪島で生まれ育って、18歳で家を出て音信不通だったという。七桜は親とは縁を切ったつもりだから、女将の質問にも答えられなかったのだと言った。椿は、七桜の母に、自分が幸せにするから安心してほしいというのだった。

女将は椿に、どうしてあんな得体のしれない子との結婚にこだわるのかと言う。「まさか愛しているとかいうんじゃないでしょうね」と。椿は、結婚式を来月の25日にしようかという。「その日は…」という女将だった。

女将は絶対に許さないという。絶対に正体を暴くと。ここから追い出すと。

七桜は、母と名乗る女性・夕子を追いかけた。常連客に頼まれただけだという。誰に頼まれたのか知りたい七桜は、夕子の店のマッチをもらい必ず行くと言った。母の手紙を渡してくれた人物に違いないと思っていた。

店に戻ると、おかあさんにも式に来てもらわないとという椿に、安心する七桜だった。

式で出したいお菓子があると、奥の菓子帳がたくさんある部屋に連れて行かれた。式は来月の25日、仏滅に行うと言う。自分たちにふさわしいと。入口の戸を閉めて、信用ならないやつは手元に置いておく主義だと言った。椿はそんなに甘くなかった。お前の目的は何かと、どうしてあの時結婚するって言ったのかと尋ねた。椿と一緒になればずっとお菓子を作っていられるからと答える七桜。それならここはうってつけだと言って戸を閉め、七桜を閉じ込めた。

長谷屋では、父は栞(岸井ゆきの)に、とりえがないから早く嫁に行った方がいいと言い、栞もそのとおりだと、あきらめたような返事をしていた。

七桜は子供用のかわいい型を見つけた。母が書いた、菓子帳もあった。母のことを疑ったことを後悔した。椿の父と七桜の母の関係が本当ならば、女将に椿の父を殺す動機があると考え、この部屋を出なければと思った。椿が夕食を持ってきたとき、七桜は倒れたふりをしていた。驚いて駆け寄る椿、逃げようとするが抑えつけられた。七桜は椿にキスをして、ひるんだすきに部屋を出て、夕子の店に行こうとしていた。その時、椿の七桜と呼ぶ声がして、頭上から壺が落ちてきた。椿は七桜をかばって倒れた。手をけがしてしまった。椿が眠る枕もとで泣いている七桜。椿が目を覚ます。助けたわけではなく弱みを握られたくなかっただけという椿。女将が何があったのかと駆け込んできた。あなたが一番よく知っているだろうと椿は言った。大丈夫ならいいと戻る女将。椿と七桜の結婚を妨害するために、七桜を狙って、十中八九女将の仕業という椿。どんな手を使っても七桜を追い出そうとしている。おとなしくあの部屋にいればこんなことにならなかったという椿。自分を守るために閉じ込められたと知った七桜は、そうならそうと言ってほしいと怒ったように言う。こんな方法しか思いつかなくて悪かったと、ちょっとすねる椿。お前の逃げ方もどうかと思うと言う椿。思い出して恥ずかしくなる七桜に、自分のそばにいろと言う椿だった。

女将は蝶を見ながら言った。毒のある蝶は、幼虫の時に食べた草から毒素を蓄えて成虫になると。単独行動はやめてと、椿はこの店を継ぐからと、職人の作業着を着た足が見える。

椿に、草薫会から来週の日曜日の茶会の茶菓子の依頼があった。金沢で屈指の茶道の流派で、そこで出せれば、職人の自信と誇りになるという。椿は手をけがしている。直接あいさつに来た時、七桜も同席していた。椿が全身で作りたいと言っているのを感じていた七桜は、椿が断ろうとしたとき、引き受ける返事をしてしまった。恥をかかせるつもりかと怒る椿。自分が手伝うからと。光月庵を立て直したいんでしょうという七桜。七桜にお茶を教える椿。茶会の主役はお菓子ではなく、お茶だと言う。そこへ大旦那(佐野史郎)が現れた。久しぶりに椿の入れたお茶をと言ったが、お茶を飲むことはなく、草薫会の茶会でお菓子を食べることはないだろうと言って去ろうとした。どうして言い切れるのかと詰め寄る七桜に、大旦那は、偽りの心を持った者が作ったものは食べる気にはならないと言った。

茶会のお菓子は亭主の希望で落とし文だという。落とし文はオトシブミという昆虫が葉に卵を産みつけることを模した和菓子。親の愛を伝える意味を持つ。茶会の日は、6月の第3日曜日、父の日。大旦那の嫌味には慣れているから安心しろと、七桜に言う椿だった。

七桜は椿は幸せに暮らしていると思っていた。でも、椿も心を殺して生きてきたことを知った。翌朝、七桜の姿が見えずあせる椿。そんな椿の姿に驚いている城島。七桜はずっと茶室で、落とし文の絵を描いていた。眠くなっても知らないぞといわれ、戸惑う七桜。

椿と七桜の落とし文づくりが始まったが、うまくいかない。椿が離れたすきに、七桜と城島が笑顔で話している。七桜のお菓子は薄い色が多いという城島に、戻ってきた椿が言う。薄い色じゃなくて淡い色で、調合が難しいと。七桜の色だと。城島は先輩に呼ばれた。椿は、七桜の笑った顔は見たことがないと言った。自分の前では笑わないと。そんなことないという七桜に笑ってみろという。目が笑っていないと、自分の手で七桜の目じりを下げて、つい笑ってしまった。椿さんこそ笑うんだねと言われて、笑ってないという椿。城島が窓の外から見ていた。

1人で作業を続ける七桜に、お茶を持っていた城島は、落とし文のもう一つの意味「隠された思い」の方がロマンティックで好きだと言った。

茶会当日、完璧な落とし文ができた。大旦那に声をかけるが黙って行ってしまった。椿は、一つだけ自分に作らせてほしいと言った。七桜は、大旦那と椿の間に何があったのか気になった。一緒に暮らしていれば、情がわいてくるものではないかと。

椿は茶室で父と大旦那からお茶を教わっていた。大旦那は、椿が何か隠していることに気づいた。椿は、父親とさくらの母がキスしていたといえなかった。もめていたということになってしまった。それから孫として扱われなくなり、作ったお菓子も食べてもらえなかった。そんな時、傘を持って迎えに言った椿に茶会でもらった落雁をくれた。椿はうれしかった。ところが、踏切で落としてしまい、それを拾おうとして、線路に手が挟まって抜けなくなった。助けを求めても、大旦那は行ってしまった。周囲の人たちが助けてくれた。大旦那にとって大事なのは高月家の血。一度失いかけた命をこの店を継ぐことに使うと誓ったという。光月庵を必ず自分のものにすると。

茶会に、大旦那がまだだという。七桜は探していた。そこで七桜の母役を頼んだという男(山崎育三郎)に会った。茶会が終わるまでいると言った。大旦那を見つけた。具合が悪そうだが、庭を見ていただけという。階段を上がるときに手伝おうとすると、なれなれしく触るなと言う。お前をあのうそつきに騙されるぞという。七桜は、椿をバカだなと思ったという。やめた方が楽だったのに、バカみたいにお菓子作りが好きな純粋な人だと言った。鼻で笑う大旦那。足を踏み外しそうになった時、椿が現れた。いつまでみなさんを待たせるのかと。お前の手は借りないといい、椿もここから突き落とすこともできるが大事な茶会だからと収めた。

無事に茶会が始まり、お菓子の準備というとき、椿は七桜を後ろから抱きしめた。落ち着くまで待ってくれという。ずっと緊張していて、茶会を成功させたいという。大丈夫、バカが2人もいるんだからと言う七桜。

お菓子の説明をする椿。お菓子の由来を話したあと、七桜の顔を見て、話し続けた。父の残してくれた愛は光月庵のお菓子だと。父の愛を感じていたと。父の考えを継いで大切に残していきたい、光月庵の高月椿として。父もそれを望んでいると信じています。自分も、父の愛をまっすぐ信じていたころに戻れると思っていたのだった。お菓子の評判は良かったが、大旦那の前のお菓子は下げられた。

七桜は、母親役を頼んだ男に会うことができた。多喜川と言った。母のお菓子のファンで、月に一度は和菓子を家族で囲んでいたという。1年前に亡くなった父から手紙を頼まれ、力になってほしいと言われていたという。

大旦那は食べ残したのではなく、持ち帰りたいから包んで欲しいと言ったのだった。椿の父の写真の前で、食べていた。お前は認めていたのかと。「まだまだだな」と。やさしい言葉だった。七桜に気がついているようだった。椿は目に涙をためていた。

椿は、七桜にどんな魔法を使えるのかと言った。15年一口も食べることがなかったのに。結婚を決めてからいろんなことが起こると。茶会のお菓子を引き受けてくれると言ってありがとうと。七桜はお菓子の力だと言った。そして、椿は茶室の掛け軸の意味を話し始めた。「不妄語戒」。偽りの心を持ってはいけない。この掛け軸の前で嘘をついたものは、地獄に落ちる。椿は、七桜に惹かれていると言った。1人の女として。でも、もしさくらなら、この気持ちは殺さなくちゃならないと。「答えてくれ、あんたは花岡七桜なのか?さくらなのか?」

女将は七桜のポケットから夕子の名刺を持ち去っていた。女将はおかげうまくいったと言って、お金を渡している。壺を落とすのはやりすぎだという。いつもも涼しい顔をしていてる椿にむかつくと言っているのは城島だった。絶望した顔を見たくなるという。女将は光月庵を継ぐ人間なのだからそんなことで落ちたりしないという。城島はいいことを思いついたという、大事なものを奪うと。

感想

今回は、最後の城島くんに驚愕でしたね。高杉真宙くんがキャスティングされている時点で、ただの見習いのはずはないなと思っている人も多いかと思います。子犬系と言われていたのに、かわいいだけではありません。でも、事情もありそうです。そして、同じ理由で、岸井ゆきのさん演じる栞も、また何かありそうと思ってしまいますね。

椿はつらい毎日を過ごしてきているのですね。母さえ、かわいがってはくれていないようで、光月庵を継がせたいとは思いながらも、かわいがれない理由があったのでしょうか。15年前の事件の日、父とさくらの母がキスしていたとは、5歳の子供に言えないのはしょうがない気がします。キスなんて言葉口にできないような。女将あたりが、もめてたんでしょと言って、うんと言ってしまったのかなと思います。子供の証言だけで逮捕するなんて思っていたら、凶器から七桜の母の指紋が見つかったということで、それが決め手だったのでしょう。

踏切でのことは、かなり心の傷になりますね。知らない人でも助けるのに、尊敬している、愛してほしいと思っている祖父が見捨てて行ったら、どれほど悲しかったことか。でも、その悲しい思いを話す相手もいなかったのでしょう。おおぜいの中の孤独の方が、一人ぼっちの孤独よりつらいと思います。

茶会での話を聞いて、大旦那は、椿の父が椿に光月庵を継ぐことを、教えていたことを、大旦那も知るんですね。生きている間には、気がつかなかったのでしょうか。もしも、椿が自分の子供でないかもしれないと気づいていても、父は椿を光月庵の跡取りとして育てていたということ、誰も知らなかったのでしょうか。七桜は、真犯人として、女将が怪しいと思っているようですが、椿を認めているなら殺す必要はない気がします。原作が完結していなくて、犯人も出ていない中、ドラマはどうなるか、楽しみです。

椿の心を知って、思い切り椿に感情移入して観ています。物語の主人公は七桜で、自分も女性なので、七桜に感情移入しそうなのに、七桜より椿の気持ちの方が理解できてしまいます。共感できるとどんどんドラマが面白くなっていきます。

椿のツンデレがいいです。ツンばかりだったのに、デレの部分が出てきて、キュンキュンしています。七桜のへの思いがあふれてきています。和菓子職人としても素質を感じています。嘘をついたら地獄に落ちるという掛け軸の前で、七桜への思いを告白して、本当は七桜なのかさくらなのかと。同一人物だとは思っていません。七桜は、さくらではないと言って、隠し続けていくのだと思います。母の無実を証明するために、光月庵にいなくてはならないから。椿のことを、七桜も好きなっているから、どんどん辛くなっていくのに。

2話ラスト、話題の椿と七桜のラブシーン。未遂で終わったとがっかりする声も続出していますが、美波ちゃんファンは安心したのでしょうか。でも、毎週のようにキスシーンはあるみたいですが。

昭和っぽい、昼ドラみたいなどの話もありますが、音楽のせいかなという気がします。ドロドロの感じ。東京事変の主題歌はかっこいいのですが。それから、モノローグが多いこと。1話は、これまでの事情の説明だからしょうがないけれど、気持ちを話すナレーションが多すぎる気がします。言葉にしなくても、表情で十分伝わってくると思うのですが。流星くんの表情の演技が素晴らしくて、言葉はいらないと思いました。

毎回怒涛の展開で、1時間でいろんなことが起きて目を離せません。最終回は2時間スペシャルということで、実質9回ということですね。楽しみです。

第4話

放送日:2020.9.2
見逃し配信

『私たちはどうかしている』第4話の見逃し配信は、2020年09月09日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

花岡七桜(浜辺美波)なのか、さくらなのかという椿(横浜流星)の問いかけに、地獄に墜ちる
覚悟で、「不妄語戒」茶室の掛け軸の前で、花岡七桜だと答えた。さくらではないと。さくらは物陰に隠れてこっちを見ていているような子で、こんな風に自分を見たりしない、七桜のその目が好きだという椿。その目を信じるという椿、抱き寄せると、こういうのはもう‥という七桜に、「嫌なら振りほどけばいい」という椿。「全部俺のものにしたい。それくらい今はお前がいとおしい」と、キスをする。七桜は、心の中で母にわびながら、地獄しか待っていないと知りながら、初恋の椿の腕を、振り払うことはできなかった。七桜は、椿の腕の中で幸せを感じていた。翌朝、目覚めた椿は、こんなにぐっすり寝たのは久しぶりだと言った。どうしたらいいかわからないが、自分なりに大事にすると言って、七桜を抱きしめる。2人の様子を覗き見て、怖い顔でにらんでいる女将(観月ありさ)。

椿は七桜に光月庵の名入りの作業着を渡した。この家の人間になるのだからと。母が来ていた作業着と同じ、少しうれしい七桜。そこに女将が来て、珍しく七桜に用事を言いつける。10時にお客様のお茶を持って来るようにと。城島(高杉真宙)が怪しい笑みを浮かべている。七桜は試されていると感じる。しかし、罠が仕掛けられていた。お茶を取り替えるのは、そろそろ帰ってほしいという意味だった。そんなことも知らないのかとののしる女将。これを着る資格はないと、光月庵の作業着を脱がせてしまう。女将の赤い口紅に心が乱れる。住んでいた世界の違いを痛感するのだった。

城島に誘われて、和菓子のアフタヌーンティーのカフェに行く。城島とだと和菓子の話だけをしていられるから気持ちが楽になる七桜。城島は、いきいきと実家のわらび餅の話をする。実家から送られてきたから食べに来ないかと誘う。城島の部屋が、幼い時に母と暮らしていた部屋だと知り、行く約束をする七桜。

大旦那に薬を持っていく椿。せき込む大旦那に駆け寄ると、後継者として認めたわけではないと言う。早くあの子を探せというのだった。

城島の部屋に入ると、あの頃の情景がよみがえってきた。椿が部屋に戻ると七桜はいなかった。城島は、小さいけど温かい店を作りたいという夢を話す。椿とじゃ幸せになれないという城島は、俺とじゃダメかと言う。そこへ椿が現れた。他人のものに手を出す暇があったら包餡の練習でもしろという椿。城島は七桜が好きだと言った。城島に詰め寄る椿。七桜と部屋を出て行った。城島は、「どこがいいんだ。あんな普通の女」と言う。

城島が自分を好きだなんて本心じゃないと思うという七桜に、それならもっとたちが悪いという椿。あいつには近づくなと言った。翌朝、来月いっぱいでやめるという城島。七桜は椿がクビにしたと思って抗議に行く。必死な七桜に面白くない椿。両親の店を継ぐという夢があるからという七桜。椿は、センスがないから今のうちにやめた方がいいという。光月庵は夢を語る場所じゃない、店の利益にならないやつはいらないと、冷たい椿に戻ってしまったかのようだ。光月庵の作業着を脱いで、私には早かったと返す七桜は、また、椿を遠くに感じていた。

女将からお金をもらっている城島。城島の目的は椿をつぶすことだというと、簡単につぶれないという女将。2人の結婚を止めさせろという。そのためなら息子が傷ついてもかまわないという、こわい人だという城島。山口(和田聰宏)が、城島にどういうつもりかという。店はつぶれてないだろうと。つぶれたのではなく、つぶされたんだという。山口は助けようとするが電話が鳴って出て行ってしまった。

多喜川(山崎育三郎)が音羽百貨店の松原(高月沙良)と、七夕和菓子フェアへの出店の話を持ってきた。一昨年四越デパートの催しに参加した椿の和菓子・はさみ菊は話題となり、椿は和菓子界のプリンスとマスコミに取り上げられていた。多喜川は、その時、別の店を押していたという。能登にある小さな店、しまやと言った。椿は城島の両親の店だと分かった。店はつぶれたらしいと多喜川は言う。

七桜は、気になって城島の後をつけた。城島は借金取りに追われていた。七桜が飛び出して借金取りは帰っていった。父が病気で店を開けられないから、その維持費のために借りていると嘘をついた。七桜は、城島が何か隠していると感じていた。でも、夢の話は嘘ではないとも思っていた。城島にはぜひ叶えてほしいと思った。

七桜はわらび餅をつくっていた。城島の父のわらび餅は、柔らかさの中にも弾力があり、楊枝で持ち上げるとすーっと伸びるがきれないという。手伝おうとする城島に、大丈夫という七桜。

椿は城島のことを調べた。多喜川から母親が入院中と聞いて、尋ねた。母親は、息子が何かしたのではないかと、驚いている。そこで、城島が光月庵を恨んでいる理由を知る。一昨年の四越デパートでオープン直前にわらび餅が落とされて、ぐちゃぐちゃで店に出せなくなってしまった。その場で、光月庵の袱紗を見つけた。借金も返せなくなった父は、疲れ切って、倒れてそのまま亡くなってしまった。母親は、息子はその時壊れてしまったのだと言う。母親は、何かする前に光月庵から追い出してほしいと言う。純粋にお菓子を作ってほしいと。
椿は、子供のために必死な母親に、何も言えなくなっていた。そこに城島が現れた。どうしてここにいるんだと聞かれても、何も答えずに椿は去った。

七桜はあきらめずに、わらび餅を作り続けていた。城島は、心を乱されていた。

城島の借金は椿がすべて返済した。それは、報酬だと言う。音羽百貨店にあのわらび餅を出す。出せば売れるからその売り上げを、本来の持ち主の城島に払うと。七桜が必ず作り上げると。椿は2年前に、終了後、見本のしまやのわらび餅を食べていた。嫉妬する逸品だったという。金は受け取れないと言う城島に、女将の犬にはなるのにという椿。城島は、七桜にしまやはとっくにつぶれていて、もう意味がないと言えと、椿に言った。傷つけたくないののがバレバレだと。七桜は全部聞いていた。

音羽百貨店の七夕イベントの下見に行き、屋上に行った七桜と椿。七夕飾りを見て、願い事かとつぶやく七桜。心の中では事件の真実を知りたいと思っている。椿は、「やりたいなら信じて叶えればいい。おいしいと思ったらどんな餡も炊き上げる。俺や大旦那にも向かっていける。自分で決めたことはどんな困難があってもやり遂げる。そういう女だ。俺が惚れている女は」と言った。やさしく微笑む椿。

女将はまた、城島に何か良からぬことを頼んでいるようだ。

七桜はわらび餅を作り上げた。

翌朝、わらび餅がだめになっていた。2度もお菓子をだめにした女将に「どうしてあなたみたいな人がこの店の女将なんですか?椿さんの母親なんですか?」と言った。女将は、七桜の管理不足だと言った。富岡にも七夕のお菓子を頼んでいたと言う。上生菓子と星型の最中。城島はわらび餅をだめにすることはできなかった。女将が自分でやったのだ。

七桜は、七夕フェアでわらび餅を紹介していた。星型の最中の中はわらび餅だった。城島も一緒だ。おいしそうに食べている人たちの笑顔に、父親を思い出し、涙があふれていた。
椿のアドバイスから、星型の最中に入れることを考えた。そして、今まで失敗していたわらび餅をダミーに使ったのだ。2年前のしまやわらび餅をだめにしたのも、女将だろうと言う椿。それであなたは勝てたと言う女将に、「ほんと、かわいそうな人だな」という椿。でも、あなたは私を突き放せない。そうでしょ」と女将は言う。

多喜川と出会う女将。女将が七桜を追い出したい理由、2人が結婚したらまずい理由があるんですかと、多喜川は言った。

光月庵が1番だと言う担当者。名前を聞かれて、「しまや」と答える椿。あのわらび餅を作り出した店の名前だと。城島は、自分は頑張ってもできなったと正当化して人を恨むことに逃げていたのに、どうしてここまでにしてくれるのか、自分は嘘をついていたのにと、七桜にきく。しかし、七桜は、途中からはわらび餅のことしか考えていないと言う。2人で笑ってしまった。七桜は、本当に和菓子作りが好きなのだ。

城島はいつか必ず金を返すと椿に言う。あのわらび餅はしまやのものだから、自分のものにすると。七桜に、城島は当分ここで働くらしいと言う椿。七桜の目尻を手で下げて、隙を見せるなという椿。聞き返す七桜に、何でもないと優しく笑う椿だった。七桜もいい笑顔になっていた。

結婚式の準備をしている七桜。白藤屋と衣装の打ち合わせをしている。小物は赤にしたらと言われるが、やはり赤は受け付けない。突然具合が悪くなる七桜に、もしかしておめでた?ときく白藤屋の女将。

栞(岸井ゆきの)はお見合いをしていた。その席で、七桜が人殺しの娘という噂があることを聞く。

式に招待するのは母親だけでいいのかという椿の言葉に、夕子の(須藤理沙)の名刺を探すがなかった。

女将が夕子の店を訪れていた。

感想

4話の見どころについて、横浜流星くんが、椿がかわいくなって、人間らしくなると言っていたのですが、本当にそのとおりでした。笑顔も多く観られるようになりました。

冒頭からのラブシーンにファンは大騒ぎでした。横浜流星くんも、浜辺美波さんも初めてのシーン。ドキドキして観ています。七桜と出会って好きになって、椿は優しく人間らしくなりました。七桜は、嘘をつく覚悟をしています。

女将は調べさせて、七桜の素性を知っています。そのことを言えば終わりになるかと思うのに、それをしないのは、隠したまま、椿や大旦那には知らせないままで、七桜を追い出したいのですね。大旦那がさくらを探していることを知っているから?

女将は、椿に対しての母親らしい愛情を見せていません。本当に持っていないのでしょうか。女将とって、椿は、光月庵を継がせたいという思いしかないように見えます。椿が当主になれば、自分のものになったと思えるのでしょうか。

城島は、ただ悪いのではなかった。椿に店をつぶされたと思って、恨んでいたなんて。でも、一緒に働いていたら、椿がそんなことをするわけがないと気がつきそうですが。というより、女将がやったのではと、きっと気がつくはずです。七桜は、城島が本気で自分のことを好きだと言ってないと気がつくなんて、人をよく見ている子なのですね。城島役の高杉真宙くん、横浜流星くんとは高校の同級生で、仲が良かったとか。何度も共演しているそうです。七桜の前での明るいいい子と、裏でのブラックな顔、一瞬で変わるところが、さすがです。つかみ合いでけんかになりそうな場面もありましたが、なんて美しい2人なのでしょう。

城島の、父の店、わらび餅への思いに嘘がないと思った七桜は、再現しようと頑張ります。作っているうちに、城島の夢のためだということは忘れてしまっています。そこが七桜らしくて、城島も、笑ってしまいました。

城島の父の店がつぶれたと聞き、入院している母のもとへ行く椿。何かしでかす前にやめさせてくれという母。息子のために必死になっている母、椿は自分の母を思い、複雑な思いなのでしょう。椿は、父との思い出だけが安らぎでした。母がそうなってしまった理由は何なのか、気になります。

椿を七桜がわらび餅を作り上げることを信じて、七夕のイベントにわらび餅を出すと言って、その売り上げで城島の借金を返したことにするという、うまく考えました。城島に素直に受け取ってもらうためですね。結局、返すと言っていますが、自分が店を再開するときに出したいからということでしょう。椿と城島、これからはいい関係になりそうです。もう、女将の言うことは聞かないで、見方になってくれそうです。実は、七桜のこと好きなってしまいそうですが、今度はちゃんと、椿に遠慮して抑えるでしょうね。七桜が椿のことを本当に好きなのも知っています。

今回は城島くんのことがメインだったので、七桜と椿は幸せな場面が多くありました。でも、それが長く続くわけではなくて、来週は波乱の展開のようです。七桜のつわり、ちょっと早い気がします。月数的に。早く妊娠が分かることもあるけど、つわりはもう少し後かと。

栞は七桜の母のうわさを聞いてしまうし、多喜川も何か知っているような、ハッピーエンドがいいなと思うのですが、無理なのかもしれないと思います。真犯人が誰かわかったとして、そこには何か事情があるでしょう。その事情は決して、みんなを幸せにするものではないと思うのです。でも、つらい思いを背負って2人で生きていくことができるような終わりならいいなあと思います。

第5話

放送日:2020.9.9
見逃し配信

『私たちはどうかしている』第5話の見逃し配信は、2020年09月16日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

女将(観月ありさ)は夕子(須藤理沙)の店を訪ね、圧力をかける。結婚式の招待状を渡し、本当の母親だったらと、念を押す。女将の知人らしき市会議員が店を訪れた。溝口(吉沢悠)と女将は、意味ありげなほほ笑みを交わしている。女将は、他にもっといい店を知っていると、彼らを連れ出してしまう。女将のこんな店をつぶすくらい訳ないという言葉が、真に迫ってきて、夕子はこの件から降りる決意をする。

七桜(浜辺美波)は、妊娠のことを考えていた。椿(横浜流星)の反応が想像できなかった。椿のことが好きだと実感していた。母に結婚式の招待状をと言う椿に母は遠いから呼ばなくてもいいとごまかそうとしたが、女将が現れ、近くで店をやっていることを話してしまう。椿は母にあいさつに行くという。花嫁の母がいないという体裁の悪いことを、椿がするはずがないと気づいた七桜は、一緒に店に行った。

椿はお菓子の葛桜を手土産に持って行った。椿は、誠実に、母のための準備を考えていた。女将の言葉がよぎり、本当のことを言いかけた夕子だが、七桜の言葉で母親役を続けた。自分は母親らしいことをしていないから、式に出席する資格はないと言った。この葛桜の葉っぱと同じ、いらない存在だと。葛桜はこの葉っぱがあるから葛桜だと言う椿。椿は、初めて七桜にあった日のことを話した。結婚祝いに、葉桜を模したお菓子を作った。月日がたっても、末永くしあわせにと。椿は複雑な家族に、敵だという思いしか持てずにいた。だから、葉桜に思いを込めた七桜のことを特別に思えたと言う。そんな七桜を育てたのはお母さんだから、七桜の晴れ姿を見てやって欲しいと頭を下げた。七桜はわかった。椿は礼儀や体裁のためでなく、七桜のために来たのだと。

椿が先に帰った後で、夕子は式に出ていいのかと言った。嘘を重ねることになると。夕子は七桜が妊娠していることに気がついた。まだ椿には言わないで欲しいという七桜。夫婦になるのにどうしてと言う夕子。七桜は、検査薬が反応した時の事を話した。施設に入ってからずっと1人だった自分に家族ができることは、不安よりもうれしさの方が大きかったと。でも、一番喜んで欲しいと思っている人は喜んでくれないのでは、椿と結ばれることを望んでいないのではと、母を思って涙した。夕子は、詳しい事情は知らないけどと言いながら、七桜のことを大事に思っているなら、自分が母親なら、しあわせを願うと言った。もう関わらないつもりだったのに、お腹の子のためにもしあわせになるようにと。七桜は心の中で、母に、しあわせになってもいいか、椿のそばにいてもいいかと問いかけていた。七桜は、椿にもう嘘はつきたくないと思った。きっと椿なら、子供のことも、自分の正体のことも受け止めてくれると思った。すべてを打ち明ける決意をした。
椿と七桜は、蛍の庭にいた。初めて本物のホタルを見た七桜。椿は、これから長く一緒にいるのだから、少しずつ知って行けばいいと言う。指輪も、式までにちゃんと準備をしないと、と言う椿に、指に止まったホタルでいいと言う七桜。お菓子を作るときには邪魔になるから、ずっと心の中で光っている、世界一きれい、ありがとうと。一つだけ今言っておきたいことがあると言う椿。「七桜、お前が好きだ」と、七桜を抱き寄せてキスをした。優しい笑顔の椿に、父のことをどう思っていたのか尋ねる七桜。椿にとって父はあこがれの存在だったと言う。厳しかったけれど、唯一椿を抱きしめてくれ、大きな手に守られていると感じていた。自分も父のようになりたいと言った。七桜が真実を告げようとした時、女将が現れた。椿は、先日のわらび餅を東京でも販売することになり、東京へ出張だったのだ。

翌日、大旦那(佐野史郎)が、結婚式と同じ日だった茶会を一週間早めると、職人たちに言ってきた。椿と七桜の結婚を認めるということなのか。見本のお菓子を七桜が作ると言った。

多喜川(山崎育三郎)が店に買い物に来た。女将が接客している。夕ざりの茶事を楽しみにしていると言う。そして、女将のことを今日子さんと呼び、たまには家に来て父に手を合わせてくださいと言った。父も喜ぶと。

大旦那は、昔のことを思い出していた。¨さくら¨が作ったお菓子を。

栞(岸井ゆきの)は、椿と七桜の結婚式が決まったことを聞いた。椿は知らないに違いない。もし七桜の母親のことを聞いたら、と考えていた。

城島(高杉真宙)は理由をつけて、七桜を部屋に呼び出し1人にした。何か気になることがあるらしいから貸してあげると、山口(和田聰宏)にいった。懐かしさから押入れを開けていて、道具箱を見つけた。そこには椿の父からの手紙と、七桜へという封筒があった。七桜は、開けたらすべてが壊れてしまう予感がした。それはDNA鑑定書だった。椿の父から母へのラブレターとともに。七桜と椿の父・高月樹(鈴木伸之)が親子である確率は99.999…%。七桜と椿は姉弟なのか?七桜は、どうしていいかわからず部屋を飛び出した。そこで、もう1枚DNA鑑定書があることに気づいた。椿と父の親子の確率は0%。七桜と椿は姉弟ではないけれど、椿の本当の父は誰なのか?大旦那に何をしているかと声をかけられた七桜は、椿を認めてくれたということですよねと尋ねた。大旦那は、自分が一番恐れているのは、自分の代で光月庵が終わってしまうことだと言った。椿は世間から見れば後継ぎだが、本当に後を継ぐのは正統な血を引くものだという。大旦那は、さくらと呼ばれていた子を探していると言った。息子が愛していた女性の子供で、15年前までここに住んでいた。その子が正統な血を引いているに違いないと気づいたが、探せなかった。椿に探せと言ってあるという。何か聞いてないかと言う。驚く七桜は、聞いていないというのが精いっぱいだった。椿は、父と七桜の母の姿を見て、子供ながらに、自分は父の本当の子供ではないと気づいたのだろうと、七桜は思った。そして、どんなに傷ついたのか、椿の気持ちを思い、辛くなった。椿がさくらを憎んでいるのは、母に父親を殺されただけでなく、さくらが現れたら命がけで守ろうとしている光月庵を奪われるからだと、わかった。七桜のお腹の子供のことは隠しようがない。でも、椿のことをこれ以上苦しめたくない。椿のやさしさを思い出していた。そして、椿の前から消えるしかないと考えていた。

椿が東京から戻った。大旦那が茶会の日を早めたと聞いて、「結婚式に出てくださるのですか?」と問う椿。自分を折れさせて気持ちいかという大旦那に、父の継ぐはずだった店を自分のものにしたいだけだという椿。自分はすぐにくたばるか安心しろという大旦那。七桜が作ったお菓子を食べた大旦那は、この味、昔どこかで食べた気がするといった。七桜がお菓子を持って行ったと聞いていた椿は、一度閉じた疑念が再燃していた。子供の頃にさくらが作ったお菓子を食べた時と同じ様子だったからだ。椿の脳裏に、さくらと七桜の笑顔が交互に浮かんでいた。

栞が訪ねてきた。椿は頭を下げて謝った。栞は結婚しなくてよかったと言った。家同士が決めたことだから。光月庵のお菓子が食べられなくなったことがつらい。夕ざりの茶事に伺ってもいいかと聞き、椿は、栞がよければと言った。そして、栞は、見合いで聞いた噂話をした。「花岡七桜の母親は人殺しだ」別人かもしれないと言いながら。椿には、15年前の光景が浮かんでいた。椿は、自分が知っている七桜とは、別人だと言って仕事に戻った。茶室での言葉を思い出し、信じるとつぶやいた。

女将は、栞に、まだ椿のことを好きでいてくれるのかと言った。そして、それならすぐ帰った方がいいと。「一途に誰かを思っている人を好きになるのは、茨の道よ。どこまで行っても。」と悲しげに言った。いつもの女将と違った。栞も、涙ぐんでいた。

七桜は、多喜川を訪ねていた。七桜は、椿とは結婚しないと言い、どこか知らないところで、私を雇ってもらえないかというのだ。多喜川は、今あの家を出て後悔しないのかと言う。多喜川は、15年前、父が忙しくてお菓子を買えなかった時に、自分が買いに行っていればよかったと後悔していると言った。来年でいいと思ったのに、来年は来なかった、七桜の母が作ったお菓子は食べられなくなったと。病死だと言われた当主は殺されていて、殺人容疑がかけられたまま、亡くなっていしまったと聞いて、もっと店に行ってあの人のことを知っていれば、今もお菓子を食べられたのかもしれないと、後悔したと。君は今の家を出て、本当に後悔しないのかと、もう一度言うのだった。

事件の真相を明らかにしていないことに気づいた七桜は、光月庵に戻った。そして、15年前のあの日のことをもう一度思い出していた。椿の父に消えてほしいと思っていた人はだれなのか?

椿はお茶をたてていた。七桜の話を聞かずにいたことを思い出した椿に、七桜は、忘れたと言った。立ち去ろうとする七桜を後ろから抱きしめる椿。「どうしたの急に?」という七桜に、「理由なんていらないだろう。俺のものになるんだ」と、悲しげな顔で言う。七桜は、茶会のお菓子なんにするの?と聞く。夕顔にするという椿。夕顔は一夜で散る花、はかない恋。2人は抱き合っているけれど、2人とも悲しい顔をしている。お互いの顔は見えていない。一分一秒でも長く一緒にいたい願う七桜の目に、「不妄語戒」の掛け軸が見える。きっとこれも罪になると思う七桜。

結婚式まではいられないと思う七桜は、事件の解決を急いでいた。事件があった部屋は完全に閉じられていた。山口に会って、迷ったと言い訳をする。1年に一回、夕ざりの茶事のあとだけ、鍵が開くという。大旦那が、亡くなったと息子と一緒にお茶を飲むのだと。山口は椿と七桜に距離を感じていた。山口は、椿が変わったことがうれしかったという。厳しい顔しか見せなかった椿が、驚いたり、怒ったり、笑ったり、いろんな表情を見せるようになったと。七桜のおかげだから、ずっとそばにいてあげて欲しいと。

椿はお菓子を作りながら思い出していた。大旦那に言われたことを。「やっぱりお前はこの家の人間じゃないから、あいつの死をないがしろにできるんだ」と。

大旦那は遺言書を書いていた。椿にすべて相続させると書いてはあるが、高月家の血を引く孫が現れたらその孫にすべて相続させるというのだ。女将は、抗議するが、大旦那は聞く耳を持たない。

夕ざりの茶事の当日がやってきた。

感想

七桜が椿の父・樹の実の子で、椿とは親子ではないというDNA鑑定結果の書類を見つけてしまった七桜は、最初に椿のことを考えました。本当に好きだから、椿が父の子供ではないという事実を突きつけられたら、どれだけ悲しみ、苦しむのだろうと。そして、本当に高月家の血を引くさくらが現れたら、光月庵を奪われてしまうからだということにも気がついて、これ以上椿を苦しめたくないと考えて、消えるしかないと思うなんて、悲しいです。母と同じように、愛する椿の子供をひとりで育てるということでしょうか。多喜川のもとに行って、どこか働くところを紹介してほしいというのですが、このまま家を出ても後悔しないのかと何度も聞く多喜川。何とか、母の無実を証明するものを見つけて、結婚式の前に、椿の前から消えようと思って戻ってきたのですね。

結婚式に来て欲しいと母にあいさつに行った椿のやさしさは、涙が出ますね。母に自分の花嫁姿を見てもらいたいだろうからと考えたのでしょう。初めてあった日、七桜が作ったお菓子・葉桜に感じていた思い、もう、この時から七桜に惹かれていたのですね。

多喜川に頼まれて母親役を引き受けた夕子ですが、抜け出せなくなってきました。女将には圧力をかけられましたが、七桜の思いに答えています。母が喜んでくれないのではないかと言う思いに、そんなことはないと言います。娘が愛する人と結ばれることを祝福しないはずはありません。妊娠検査薬を見て、ずっと1人だった七桜は家族ができることがうれしかったと言います。いろいろ夕子に話せるようになってよかったです。

ホタルの庭で七桜が全部話していたら状況は違っていたのかもしれません。他の人からいろいろ聞く前に七桜の口からきいたら椿の思いも違うと思います。椿も家族には恵まれていないから自分の子供ができることは嬉しいに違いないです。母の無実を証明するために来たこと、でも本当に椿を愛するようになったことを話したら心から七桜を愛している椿は受け入れたと思うのです。このホタルのシーン、最後のしあわせなシーンですね。

でも七桜は、出生の秘密を知ってしまっては言えなくなってしまいました。大旦那が七桜のお菓子を食べたときの様子や、栞の話から、疑いの心が芽生えてきたのを打ち消すように、椿は七桜を抱きしめました。どうしたの?と聞く七桜に理由はいらない、俺のものになるんだからと言う椿。顔は見えていない。茶会のお菓子の話をする2人は、強く抱き合っているに、悲しい顔をしています。

栞に話す女将の言葉はいつもと違って優しかったのです。誰かを一途に思っている人を好きになるのは茨の道だから帰りなさいと。女将も、夫・樹のことを本当に好きだったけれど、樹は七桜の母のことをずっと思っていたのでしょう。そのために女将は今のようになってしまったということなのでしょう。自分のようにはならないでという、初めて見せた本音、優しさです。

オリジナルストーリーになっていくと言いながら、ほぼ原作に沿ってきました。次の章から、オリジナルストーリーなのでしょうか。原作では、DNA鑑定書は一度に2枚見つけるので、姉弟なのかと思う場面はありませんでした。姉と弟、というのは、七桜は4月生まれで、椿は2月あたりで早生まれかと思いました。名前の花の咲くころですね。

今のところ大きな違いは市会議員の溝口です。原作ではもっと後から登場し本筋には関係ないのかと思えました。それがネットニュースにもなっていてこれからいろいろある様子です。

今の最大の疑問は、椿の本当の父は誰なのかと、椿の父を殺したのは誰なのかということです。椿の父については、原作ではだいたいわかっているのですがここでは書きません。椿の父を殺した真犯人は、原作でもまだわからないのでドラマのオリジナルになるのでしょう。今のところ、動機から考えると女将が怪しいのですが、そんなわかりやすくはない気がして。椿が自分の子でないことは知っているから、大旦那に本当のことを言われたら困るということなのかと。七桜と七桜の母にもいなくなってもらえば、光月庵は椿のものになると。

でも、真犯人が分かっても、そこにしあわせはない気がします。その事情は何かありそうです。辛い事実があっても、それを2人で乗り越えていくのならいいなあと思います。

第6話

放送日:2020.9.16
見逃し配信

配信期間:2020年09月23日(水)21時59分まで

あらすじ・ネタバレ

夕ざりの茶事が始まった。栞(岸井ゆきの)と七桜(浜辺美波)の姿を見て、陰口も言う客もいた。しかし、大旦那(佐野史郎)に助けられた。「桜の根が非常に太いのをご存じですか。時にはコンクリートすら盛り上げる。強く太い根を持つ桜ほど美しく、たくさんの花を咲かせる。それぐらい図太くなくては、この店はやって行けないでしょう」

椿(横浜流星)の作った夕顔の菓子を見て、この筋の出し方は一生かなわないと思う七桜。椿の作るお菓子は全部、目に焼き付けておきたいと思う。

椿のお菓子に感動している出席者。

城島(高杉真宙)は七桜が悩んでいることに気がついていた。わらび餅の借りがあるから、自分にできることなら何でも言ってほしいと言う。いつか、父の店しまやを必ず再開してほしいと言う七桜。

女将(観月ありさ)は、大旦那の部屋で何かを探している。そこに大旦那が現れた。遺言書を探しているのかと言う。こんな雷の夜、初めて疑惑を抱いたという。庭で女将が男性と抱き合っているのを見た。その相手が息子の樹(鈴木伸之)ではないと気がついたとき、大旦那は人が初めて獣に見えたと言った。動揺する女将。椿はあの男に似ているんだろうという大旦那。遺言書を渡してくださいという女将。大旦那はどうして裏切ったのかと言う。女将の今日子を見染めてこの家の女将にと思ったのは自分だと。由緒ある家柄の美しく聡明でいい女将になると思ったのに、じゃのへびだと。女将は悲しそうに話し始める。自分をそうさせたのは誰かと。今日子は、本当に樹のことを思っていた。樹に愛されて、一生献身的に尽くしていくと誓っていたのだ。でも、樹は一度も愛してくれずに、ふれることさえなかったと。やはり椿は本当の孫ではないという大旦那。気がついていたから調べなかったのでしょうという女将。どうして私から何もかも奪うのかともみ合ううちに大旦那は倒れて頭を打った。血が流れていたが、女将はその場を立ち去った。

七桜は、茶室のろうそくを替えに行った。この日だけ、椿の父が殺された部屋の鍵が開くというのを思い出し、その部屋に向かった。そこでは女将が、愛おしそうに、亡き夫・樹の着物に頬ずりしていた。その時、七桜の記憶がよみがえった。15年前のあの日、椿の花が咲き乱れる庭に、女将がたたずんでいたことを。

七桜が遅いことに気がつき探しに行く椿。椿は亡き父のことを思い出していた。立派にこの店を継ぐんだとぞと言われたこと。七桜の母(中村ゆり)と抱き合いながら話していたこと。あの子は椿にはさくらと呼ばれているみたいだなという父。もうみんなさくらだと思ってるんじゃないかと言う七桜の母。父は、それでいい、あの子には…の後が思い出せない。

女将と七桜が顔を合わせた。着物を虫干ししているという女将。七桜は女将に15年前のことを話す。職人さんと樹は愛し合っていたという話を聞いたと。女将によみがえる記憶の中で七桜の母は言った。「愛し合っているんです。ずっと前から。樹さんを返してください。」うるさいとろうそくで七桜を殴る女将。畳に火がつき座布団で消す七桜。愛し合っているなら何でも許されるのかと言う女将。生涯を誓い合った妻がいるのに。最初は職人として雇われたと信じていたのに、2人で自分の心をズタズタにして、美しい羽根をむしり取って獣にしたと。でも、2人は何の罪にも問われない。心底憎らしかった。七桜は、女将が椿に、誘導尋問のようにもめているのを見たんでしょうと言っていたのを思い出した。だから罪を押し付けて、旦那様を刺したのもあなたですか?と言う七桜。何の根拠もないと突っぱねる女将。七桜は、私が訴えると言った。あの日あなたを見たと。そして、自分はさくらだと、大倉百合子の娘だと。女将は高笑いし、手をたたきやっと言ったわねと言った。聞いたでしょうと。椿は聞いていたのだ。そこで、椿は続きを思い出した。あの子には、こんな店の呪いに縛られずに、自由にお菓子を作ってほしいと言っていた父を。見つめあう2人。

母屋が家事になって、大騒ぎになっている。

椿は、悲しく切ない思いで、降り絞るような声で「嘘…だよな?」と言った。七桜はすべてを話した。15年前の真実を知りたくて、母の無実を証明するためにここに来たことを。掛け軸の前で言ったことも、全部嘘だったのかと叫ぶような声で七桜につめよる椿。2人とも泣いている。七桜は言葉が出ない。椿は鋭い暗い目をしている。

そこへ山口(和田聰宏)が火事を知らせに来る。みんな避難しているが、大旦那だけが見つからないと。俺が探すと、山口には店を頼んだ。椿と呼ぶ七桜。椿は「お前は早くここを出ろ」と言う。しかし七桜は、「椿をここで待ってる」と言った。椿はそれには無言で大旦那を探しに行った。

山口は、まだ椿と七桜が母屋にいるらしいと、店の従業員たちに言う。

椿は煙と炎の中、大旦那の部屋に向かった。「おじいさま、いるんですか?」と叫びながら。大旦那の咳が聞こえる。焼けるのど、煙で息ができなくなり、気が遠くなっていく中で、小さい頃のさくらが浮かぶ。椿と呼んでいる。「そうか、俺からすべを奪いに来たんだな」と。大旦那への言葉、自分を欺くための言葉だったのかと思う椿。どうしていつも自分の欲しかった言葉をくれたのかと、七桜とのいろんな思い出が蘇ってくる椿。

七桜は、椿が許してくれなくても、本当に好きだという気持ちだけは伝えたいと思って待っている。

椿も遠ざかる意識の中で思う。これまでの七桜とのこと、自分が見つけた初めてのしあわせが七桜だと。天井が落ちてきそうだ。

七桜を探して城島が来た。椿を待つと言って動こうとしなかったが、お腹を押さえて倒れた。そこへ多喜川(山崎育三郎)も現れて、今すぐここを出ようと言って、七桜を抱きかかえた。

七桜は、病院のベッドで気がついた。そこには夕子(須藤理沙)が付いていてくれた。椿のことを思って飛び起きる七桜。あの火事で亡くなった人はいないから、無事だと思うと、夕子は言った。廊下で見守っていた多喜川と城島。椿の意識はまだ戻っていない。七桜は、流産してしまった。こんなママじゃいやになったのだろうと、七桜は、泣き崩れた。誰のせいでもないという夕子。天罰が下ったと思う七桜。七桜は、あの店にいてはしあわせになれないから、光月庵とは縁を切った方がいいという城島。七桜は、どうしたらいいか迷っていた。椿が店を正式に継ぐ者が持つ道具を守ったというニュースに愕然とする七桜。自分のところに戻ってきてはくれなかったのだと思ったからだ。でも、椿をずっとだましてきた自分は、許されなくて当然だと思った。七桜は、心の中で母にわびた。母の無実を証明できなかったことを。屋上で泣いていると、小さな女の子が鹿の子をくれた。ご飯は味がしなかった。それなのにお菓子は甘かった。多喜川が七桜にこれからどうしたいかと言った。光月庵に戻りたいかと言う問いに首を横に振った。自分が本当にしたいことは、お菓子を作ること。お菓子が好きだという気持ちだけでお菓子を作りたいと。忘れようと思った。光月庵のことも、椿を好きだということも。きっと忘れられると。

3か月後、椿は和菓子教室を始めていた。椿は県内の和菓子屋に問い合わせて、七桜を探していた。女将は言う。あの火事の日、あなたはあの子よりこの店を選んだのだと。10日間意識が戻らなかった椿。気がついたときには七桜はいなかった。探してどうするかはわからない。この気持ちが愛情なのか憎しみなのかもわからなかった。栞も教室に通っていた。栞は火事の日、椿を探し、落ちてくる天井から椿を守り、ほほに傷が残ってしまった。栞は勝手にやったことだから気にしないでと言うが、椿は申し訳なく思っている。お菓子を濃く色づけする栞に赤が好きなのか聞く椿。姉2人に比べて地味な自分がめだつし、気分が上がるという。父には似合わないからやめろと言われると。「ほんとにそう思いますよね」と言う栞に、「そう思うなんて、どうしてそう決めつけるんですか、俺の気持ちなのに」という椿。栞がやり直そうとしたお菓子を仕上げて、「俺は結構好きです」と椿は言うのだった。ずるいという栞。

栞は結納を迎えていた。表に出るようなことはさせない、家を守ってほしいという相手の言葉に何かを感じた栞。椿の言葉が蘇っていた。

大旦那の病院に行った椿は花が生けてあることに気づく。10月さくら。七桜らしき人影を見つけて追いかける椿。

結婚できない、どうしても欲しいものがあるという栞。父の言うことを疑わずに信じてきたけど、着物は赤が着たいと、自由にしてくださいという栞。

女将が遺言状を開くと白紙だった。七桜の、あの日あなたを見たと訴えるという言葉が、女将に蘇っていた。邪魔ものは徹底的につぶしておくと言った。

栞は椿に、家出をしてきたから、光月庵で住み込みで働かせてほしいと言った。自分のことをもうあきらめたくないと。椿は、「素質がないとわかったらすぐに追い出すと言った。きっと1か月で逃げだしますよ」と。死ぬ気で頑張るという栞。

3年後の秋。栞は元気に働いていた。屈託なく話を聞いてくれる栞が目当ての客もいるという。頼もしいなと言う椿。城島は面白くなさそうな顔。鮮やかな色付けを、富岡(岡部たかし)に品がないと言われる。見つめる椿。椿は店のお菓子を作らなくなったという城島に、大旦那の代わりの仕事が多いからと言う山口。

女将は栞のつめの手入れをしていた。戸惑う栞。栞は自分の言葉でお客さんが喜んでくれるのがうれしいという。椿とは何もないのかと言って、時には自分からいかなくちゃと、焚きつけた。椿にお茶を持って行って、休みの日にどこかへ誘おうとするけれど、言葉が続かなかった。

城島はお金を月々少しずつ返していた。頑固な奴だという椿。椿は、明日からメインの菓子の手伝いに入ってくれと言った。喜ぶ城島。椿は、もう4年目だし、あの鮮やかな色は、いつかきっと強みになると思っていると。「そういえば七桜さんは、淡い色だったなあ」とつぶやく城島。「俺はあの日、七桜よりもこの店を選んだ。今のあいつを思い浮かべると、いつも同じ情景が浮かんでくる」という。小さな町の小さなお菓子屋で、毎日お菓子を作っている。こんな世界のことなんかすべて忘れて自由に作っている情景だと。3年は、過去にするには十分な時間だ、あいつはきっともう前を向いていると言った。しあわせでいるよなと。

ずっと聞いていた栞。何かを隠している。

椿と山口は、五月雨亭で出すお菓子は、別の店に決まってしまったと言われる。とても面白いお菓子を出す店で、花がすみという店だ。

多喜川が五月雨亭のお菓子はうちに決まった、椿は七桜のお菓子に気づくかなと言った。七桜は、「たぶん」と答えた。「でも関係ない、今の光月庵には消えてもらうから」と。

感想

今回は本当に辛かったです。七桜がさくらだと言った後の、椿の「嘘、だよな」がぐさりと来ました。流星くんの今まで見せたことのない表情、声のように感じました。

あの蛍の庭で、七桜の口から真実が告げられていれば、全然違ったのだろうと思います。そして、子供ができたことだけでも話せていたら、また違ったのかもしれないと思います。椿も、七桜と同じように、家族の愛に恵まれずに生きてきたから、家族ができることはうれしいに違いありません。でも、もしかしたら、ちゃんと愛せるかどうか心配になることもあるかもしれないですね。

15年前の幼い時の記憶が少しずつ蘇っている2人。父と七桜の母のことをすっかり思い出しています。椿には家を継がせて、実の子の七桜には、店の呪いにとらわれずに自由にお菓子を作ってほしいと。この言葉が、最後の方で言った今の七桜を思うときの情景に影響しているのかもしれません。七桜も、庭にいる女将を見ていたことを思い出しています。

女将もかわいそうでした。本当に、椿の父・樹のことが好きで嫁いできたのに、樹の心は別の人にあって、自分のことを愛そうとしてくれないというのは、辛いです。この話のすべてのもとは、樹にあると思います。大旦那・父に逆らうことはできなかったのでしょうか。でも、それでも、結婚せずに七桜の母との愛を貫くか、あきらめて別れて、結婚した今日子・女将としあわせになるか、どちらかに決めなければいけないのです。職人として採用して一緒にいるなんて、ひどい話です。椿も栞と政略結婚寸前でした。もし結婚していたら、どうなっていたのでしょうか。

七桜は、本当に傷ついて、もう疲れてしまったのですね。でも、お菓子が好きだという気持ちを思い出して進んでいく決意をしたのでしょう。

椿は誰も愛すことができずにいて、七桜と出会って変わったのです。栞に対する椿の態度は反則です。栞はずるいと言いましたがそのとおりです。あんな言葉を言われたら、好きになってしまいます。栞はずっと、自分はダメだと思って過ごしてきて、椿に肯定された気がしたのでしょう。見かけだけで好きになったわけではないのですね。結婚を止めたのは賛成です。しっかり自分の足で歩こうとしているのはいいですよね。欲しいものは、椿なのでしょうか。それまで働くこともなかったから、みんなに必要とされることはうれしかったのでしょう。

3年後の七桜は、何があったのか、すっかり変わっています。光月庵に対して敵対心が見えます。椿が思っていたようにお菓子は作っていたけれど、しあわせそうには見えないですね。

ここまで、いくらか省くことや、ちょっとした違いはありながらも、原作にほぼ忠実な形で進んで7巻まで来ました。今回大きく違ったのは、火事の時、椿はここを出ろと言ったけど、七桜は待っていると言いました。原作では、椿が待っていろと言ったのです。単に、火事の中で待っていろというのは不自然だからだったのかもしれませんが、七桜の方が話したい思いが強かったように感じます。でも、火事の後は、椿が戻らなかったことを知って、気持ちが変わってしまったのですね。許してもらえないと思った。でも、椿は七桜を探していた。自分の気持ちもよく分からないながら、とにかく会いたい思いだったのでしょう。

後残り2回。最終回が2時間なので、実質3回です。どんな終わりになるのでしょうか。次回の予告を見ると原作どおりかなと思うところと、全然違うシーンがあります。真犯人が見つかり、どんな最後になるのでしょうか。シンプルに考えて、椿と七桜、2人で結婚して光月庵を継ぐことが一番いいと思うのですが。2人の気持ちがそうなってくれればいいと思います。

『私たちはどうかしている』の番組情報

『私たちはどうかしている』ってどんなストーリー?

累計発行部数200万部超の安藤なつみさんの『私たちはどうかしている』を実写化したドラマ。原作は『BE・LOVE』(講談社刊)で連載中です。

老舗和菓子屋の跡取り息子・椿(横浜流星さん)と幼馴染で才能あふれる和菓子職人・七桜(浜辺美波さん)とのラブストーリー。

とはいえ、単純なラブストーリーではありません。15年前、椿の父、先代当主は何者かに刺されて亡くなってしまいましたが、その犯人として逮捕されたのが七桜の母だったんです。

逮捕のきっかけとなったのは椿の証言。七桜の母は無罪を主張していましたが、取調べ中に倒れて亡くなってしまいました。

椿と七桜はお互いに惹かれ合う初恋同士でしたが、一転、七桜にとって椿と「光月庵」は憎むべき相手。復讐するために「光月庵」にやってきたんですが、次第にお互いが惹かれていきます。しかし、立ちはだかるのが殺害事件と老舗和菓子屋ならではのドロドロしたお家事情。さまざまな逆境が待ち受けています。

和菓子屋と和菓子職人の世界なので、和装が中心。和の美しさが満載で普段のドラマとはまた違う楽しさがあります。

公式動画

キャラクター紹介

スペシャル

『私たちはどうかしている』の放送情報

放送局 放送時間 放送開始日
日本テレビ 水 22:00 2020年8月12日

『私たちはどうかしている』のスタッフ情報

【原作】
安藤なつみ『私たちはどうかしている』
講談社「BE・LOVE」連載中
【脚本】
衛藤凛
【演出】
小室直子、猪股隆一、明石広人、水野格
【音楽】
出羽良彰
【主題歌】
東京事変「赤の同盟」
【チーフプロデューサー】
西憲彦
【プロデューサー】
鈴間広枝、松山雅則
【協力プロデューサー】
藤森真実
【制作協力】
トータルメディアコミュニケーション
【製作著作】
日本テレビ
【番組HP】
https://www.ntv.co.jp/watadou/
【公式SNS】
  • Twitter
  • Instagram
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『私たちはどうかしている』のキャスト一覧

花岡七桜(21):浜辺美波
修行中の和菓子職人。
高月椿(21):横浜流星
老舗和菓子屋「光月庵」の跡取り息子。
城島祐介(22):高杉真宙
「光月庵」に入ったばかりの見習い職人。
長谷川栞(21):岸井ゆきの
椿の婚約者。日本屈指の名旅館「長谷屋」の三女。
山口耕一(43):和田聰宏
「光月庵」で一番古株の和菓子職人。
富岡勝(48):岡部たかし
「光月庵」に来て10年の和菓子職人。
安部大吾(28):前原滉
「光月庵」の見習い職人。
杉田綾人(23):草野大成
「光月庵」の見習い職人。
多喜川薫(32):山崎育三郎
七桜の前に突然現れた謎の男。
宮部夕子(45):須藤理彩
小料理屋「ゆうこ」を営む女将。
大倉百合子(享年33):中村ゆり
七桜の母親。「光月庵」に住み込みで働く和菓子職人だったが、15年前 樹を殺害した容疑者として逮捕され、取調べ中に亡くなる。
高月樹(享年33):鈴木伸之
椿の父親で「光月庵」の先代当主。15年前 何者かに刺されて亡くなっているところを椿に発見される。
高月宗寿郎(67):佐野史郎
椿の祖父。「光月庵」の大旦那。孫の椿にはなぜか冷たい。
高月今日子(45):観月ありさ
椿の母。「光月庵」の女将。

水曜ドラマ

放送期 作品名
2020年 私たちはどうかしている
ハケンの品格
知らなくていいコト

-2020年夏, クールドラマ
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