【東京女子図鑑】ドラマ版動画のあらすじ・ネタバレ・感想と無料視聴する方法

東京女子図鑑

小説よりおもしろいと評判のドラマ版『東京女子図鑑』。このページは『東京女子図鑑』のあらすじ・ネタバレ・感想を中心に、無料で視聴する方法もご紹介します。

しお
『東京女子図鑑』はamazon プライムビデオのオリジナルドラマです

『東京女子図鑑』の動画を全話無料で視聴する方法

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『東京女子図鑑』のストーリーをざっくりと紹介

地方から東京に出てきた主人公・綾が、23歳で上京してから40歳になるまで、その時々に暮らす街を背景に、恋や仕事で成長していく過程を描いています。

綾は上昇志向が強く、理想的で誰からも憧れられる女になることを望んで努力するも、その都度現実に引き戻される、東京に夢を見つづける女子です。

ちょっと痛い子なのは否めませんが、水川あさみさんの演技力のおかげか、見ていて苦になりません。そんな綾がどんどんステップアップするも、調子に乗った瞬間にハシゴが外されるところが見どころです。

三軒茶屋で見つけた平凡な幸せに物足りなくなり、恵比寿でハイスペック彼氏に乗り換えたらあっさり振られる、今度は銀座でお金持ちと不倫。婚活に奮闘して豊洲で年収900万の少しスペック高めの男と結婚しますが、すぐに価値観の違いから離婚してしまう。次の代々木上原では年下彼氏ができるものの綾のお金目当てだった。

ついに東京に嫌気がさして地元の秋田に戻るけど、最後はやっぱり東京に戻ってきて小さな幸せの価値に気づき、ハッピーエンドで終わります。

満足することを知らない女性の欲望をリアルに再現しています。東京の街並みはおしゃれだし、1話30分もないのであっという間に見終わってしまいます。丸の内キラキラOLにあこがれる女性は見る価値ありますよ。

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『東京女子図鑑』のあらすじ・ネタバレ・感想

※ネタバレを含みます。まだ見てない人は気をつけてくださいね。

第1話
序章『秋田生まれの女の子』

あらすじ・ネタバレ

「人から羨ましがられる人になりたいです」

進路相談で将来何になりたいのか聞かれ、こう答えるわけにもいかず、先生みたいになりたいと答えることでその場をやり過ごす女子高校生の綾。

人から羨ましがられたい。そのために東京に行きたい。東京なら色んな可能性が石ころみたいにたくさん転がっていて、いろんな可能性を掴めると若い綾は夢見ていた。そして、コンビニでたむろする同級生たちを見ながら、なんの可能性もないこの町にため息をつく。

夏休み、綾は憧れの東京へ行く。声をかけられることを期待し、街を意気揚々と歩く綾は見向きもされず落胆する。そして自分の可愛さはよくある石ころみたいなもんだと悟る。憧れ街、東京のショーウィンドウに映るのは惨めな自分の姿だった。

勉強するためなら東京に行けるんじゃないか、そう考えた綾は進学先を東京に希望する。しかし、先生に薦められたのは地元の秋田大学。自分の居場所はここじゃないと嘆きながらも秋田へ残るしかなかった。そして、雑誌を見ては憧れの街、東京への羨望をますます強める。

時は経ち、就職という形でついに東京への切符を手にした綾。憧れの東京でまずは家を探す。南青山、吉祥寺、お洒落な街に住みたいが現実はそんなに甘くなく、三軒茶屋に住むことになった。引っ越してすぐ、綾は携帯も持たず散歩出て道に迷ってしまった。そこで秋田出身、同郷の青年と出会う。

綾の職場は恵比寿のアパレル会社。誰もが思い描くアパレルのお洒落女子が多い。しかしそのお洒落女子たちは地味な仕事ばかりで、合コンでハイスペック男性を捕まえることを生きがいとしていた。一方、王道のアパレル部署のキャリア女子は着飾らず、仕事に生きていた。「私はどっちも欲しいです」と仕事も男も捕まえたいと意気込む綾だった。

週末となり、合コンへ意気込む先輩、涼子の提出忘れの在庫管理表を頼まれた綾。自らも合コンの予定があったのを断り、やっと帰宅し味気ないコンビニ弁当を食す。そんな綾に有希から一本の電話が入った。深夜からでも飲める、東京の素晴らしさに浮かれながら合流した居酒屋には、この前出会った青年、直樹がやってきて2人は再会を果たすこととなる。

感想

女性なら誰しも人から羨ましがられるくらいの幸せになりたいと思うことはあると思います。田舎・秋田に住む綾にとって、東京は憧れの街。東京に住めばなんでも叶い、キラキラした毎日を過ごせると思っていました。私も田舎に住んでいたので都会に憧れを抱く持つ、若い綾の気持ちがわからなくもないです。夢見る綾が東京でどんな生活を送るのか楽しみながら見進めることができました。

仕事に生きるキャリア女子と、ハイスペック男性を捕まえるため合コンを生きがいとするお洒落女子、どちらが幸せなのだろうかと考えさせられました。どちらも欲しいという綾はまだまだ東京に夢を抱いているなとも感じます。また、お互いが牽制し合っているのではないかと彷彿させるシーンはこれから何かバトルが起こるんじゃないかと思わせてくれました。

また、同郷の直樹と再開を果たし、綾の東京生活はこれからどのようになっていくのか非常に楽しみです。今後の展開に期待したいと思います。

第2話
三軒茶屋編『憧れの東京生活 サバイバルのはじまりはじまり』

あらすじ・ネタバレ

綾が住む三軒茶屋はレストランとまでは呼べないが、深夜までやっているオシャレなカフェも多く、気取らない町だ。散歩中、たこ焼き屋に並ぶカップルを横目に、幸せなんだろうなと羨む綾。そこで偶然直樹と出会う。

ダイエットやオシャレさを気にするとたこ焼きには手が出ない人が多いと言う綾に対して、気にしてるのか?と問う直樹。そしてたこ焼きを買い、綾に差し出す。

たこ焼きを頬張った後、三軒茶屋の街並みを背に歩きだす2人。「よく会いますね」という綾に、『ストーカーしてるから』と冗談を返す直樹。2人は楽しそうに、一緒に飲んだ夜について話す。有希とは大学時代の腐れ縁だと話し、綾に三軒茶屋でオススメの飲食店をいろいろと教える直樹。

そして2人はそのまま飲みに繰り出す。どんどん意気投合していき、三軒茶屋のスーパーについてすら楽しく話す2人。「私、賢い主婦になりますよー?」と話しながらも飾らないこの町、そして直樹の飾らない笑顔に惹かれていくのだった。

あっという間に綾の家の前まで着いた。風邪ひくなよと立ち去ろうとする直樹に「寄って行きませんか?」と勇気を出した綾。2人は肩を並べて家へと入る。

ところ変わって、圭介の誕生日会が開かれていた。圭介は男として意識されていない分、気を許せてなんでも話せると女子たちとの仲も良かった。

お酒がすすみ、「涼子は期待値を下げないと一生結婚できないよ、高望みするな」と言いだす有希。続けて、入社当時は山手線の内回り外回りすら知らなかったことを馬鹿にした。

すると、「不倫してる女に言われたくない。手近なところで安く遊ばれているんでしょ」と反撃する涼子。まさかの発言に場の雰囲気は凍り、有希は席を立つ。合コンに生きる涼子と仕事に生きる有希、2人の戦いは涼子に軍配を上げ、ここで終わったかのように見えた。

また別のある日、いつものように合コンを開いていた涼子。狙いを定めた彼の横をしっかりキープし、彼がつけていたエルメスのネクタイを似合っていると褒めちぎる。そこへ颯爽と現れたのが、ドレスアップした有希だった。呼ばれてもいないのに登場し、涼子と彼の間に割り込んで入る。そして、さっき涼子が褒めたばかりのネクタイを似合ってないね、と一刀両断。そのまま涼子のお気に入りの彼をさらっと持って帰ってしまった。

女子力を磨くより人間力磨いてた子が勝つってことよと綾にアドバイスする有希。有希がやり返し、この戦いに勝利したかのように思えた。ところが、事態は一変する。有希の不倫相手の妻が会社まで乗り込んできたのだ。興信所まで雇い不倫相手を突き止めた涼子の執念に圭介は嫌悪感をにじませる。

この騒動が原因となり、課長待遇ではあるが九州へ異動となった有希。さすがに仕事は辞めてしまうかもしれないと綾から話を聞き、直樹は有希の心配をする。そんな心配をよそに、何かが吹っ切れたかのように肩で風をきりながらキャリア女子、有希は九州工場へと異動していった。

感想

綾と直樹がお互い打ち解け合い、距離を縮めていくシーンは2人がお似合いで穏やかな気持ちで見ることができました。

飲み終わり、家までの帰り道の会話も会ったばかりとは思えぬほど仲良さげに見えました。あっという間に綾の家まで着き、綾が勇気を出して寄って行かない?というシーンは綾の緊張がこちらにも伝わるような素晴らしい演技だったと思います。

後半は涼子と有希の女のバトルをまじまじと見せつけられました。呼ばれてもいない合コンで、涼子が狙っていた彼をさらっと持ち帰る勇希はすごいなと思いましたし、そのあと涼子が興信所まで雇って浮気相手つきとめ、やり返すシーンは恐ろしく感じました。女磨きではなく自分磨きをする女が結局勝つのだと言っていた有希ですが、九州工場へ異動を命じられてしまいました。それでも有希は潔く、何か吹っ切れたようにすら思えます。最後の最後まで、肩で風をきるキャリア女子のプライドを見せられたように感じました。

第3話
恵比寿編『金曜8時、恵比寿駅前集合』

あらすじ・ネタバレ

仕事も順調にキャリアアップし責任のある仕事を任されるようになった綾。もちろん、直樹との恋も順調だった。しかし、「金曜8時、恵比寿駅前集合」という周りの女の子たちの声に、幸せだったはずの現状に何か物足りなさを感じてしまった。こんなしみじみとした幸せなら秋田にだって転がっている。わざわざ東京に出てきてオシャレな街のアパレルに勤め、得たい幸せはこんなものじゃない。毛玉の出来た下着を見つめながら何かを決心した朝だった。

久しぶりに合コンに繰り出した綾。「金曜8時、恵比寿駅前集合」は気持ちを浮き立てる魔法の呪文だった。綾は少しソワソワしてみんなを待つが、モデルのような外見のリナが参加すると聞き、美人がいると不利になるのに何故呼ぶのかと疑問に思う。しかし、リナは美人なのに品がなくて軽い、モテない女の子だった。そんなリナを男の見極め材料として使う女性たちの怖さを綾はまじまじと感じ取るのだった。

そんな中、合コンは進んでいく。西麻布に住む自慢ばかりするハイスペックな男性にタジタジしながらも席を離れようとした時、遅刻してきた男性・隆之に目を奪われた。話を進める中、隆之が恵比寿に住んでいるという知り、さらに綾は目を輝かせるのだった。

ついに引越しを決意、空っぽになったアパートを見つめ、三軒茶屋の街に感謝する綾。三軒茶屋は都会すぎず、田舎すぎず、初めて東京にやってきた綾にとって最高の居心地の街だった。しかし東京の女が板についてきたと自負する綾にとって、その庶民的な感覚に徐々に居心地が悪くなってきた。

直樹と食べたたこ焼き屋を目の前に、新たに出会った隆之との進展を期待する。恵比寿の街で新たに下着を新調し、この街に似合う女性であろうとする。一方、直樹はもういるはずもない空っぽの綾の部屋を見上げ、うなだれていた。

東京で生まれ育った隆之とのデートは、生い立ちへの羨ましさも含めて、綾を満たしてくれた。恵比寿ガーデンプレイスでよくデートするという隆之に、30歳までにデートでジョエルロブションに行けるといい女だという先輩の言葉を思い出す綾。それがもう目前に叶おうとしている、綾は幸せを噛みしめながら隆之に寄り添うのだった。

感想

仕事も直樹との関係も順調に見えたはずなのに、綾にとっては、この平凡すぎる幸せが物足りなくなってきました。「金曜8時、恵比寿駅前集合」という魔法の呪文にかけられて、合コン前の高揚感を味合う綾はこれからの出会いに期待しているように見えました。

合コンが始まると、リナを連れてきた理由が明らかとなります。リナを利用することでよりハイスペックな男性を揃えさせ、さらにはダメな男を見極める材料ともする女性陣の企みは怖いなと感じました。

そして、綾が新しく出会った男性・隆之はとても素敵そうな男性で、恵比寿に住んでいるという情報だけでさらに目を輝かせる綾はとことん都会に染まりたい女性なんだなと思いました。

庶民的とも言われる三軒茶屋に馴染んでいた綾でしたが、都会・東京に憧れていたあの若い頃の綾を思い出させてくれました。

そして隆之と付き合うことで、憧れのジョエルロブションでのデートがもう目の前に待っているという幸福感が綾の表情からひしひしと伝わりました。綾の目指す、人から羨ましがられる人生が手を伸ばせば掴める距離にまでやってきていますが、今後隆之とはどうなっていくのか続きが気になる展開でした。

第4話
恵比寿編『結婚しない男』

あらすじ・ネタバレ

恵比寿に引っ越してからの綾は順調そのものだった。職場では新規ブランドのマネージャーに抜擢され、プライベートではお金持ちの商社マン、人柄良し、ルックス良しの超優良物件の隆之と付き合い、社内の女の子が羨む位置にまで上り詰めることができた。

綾はいつの間にかみんなから嫉妬される存在になっていたことを「すごいなぁ私」とまんざらでもない様子だ。隆之とデートを重ねる綾は、隆之の母親にも紹介してもらい、結婚も意識しだしていた。

そんな中、隆之に「結婚はしないよ」と突然言われてしまい戸惑ってしまう。結婚はシステムだ、そんなものよりも互いに必要とする気持ちが大切だという隆之に「だよね」としか言葉が返せなかった。

ところ変わって、先輩の圭介とランチする綾。そこでは若いカップルの女性が食事代の半分近くを払っている姿があった。わずかな金額を彼女よりも多めに出した男性は、ご馳走した気になっている状況を見て、綾は呆れて馬鹿にしてしまう。圭介はそんな綾を嗜めながらも、結婚しないという男は胡散臭い、隆之は辞めた方がいいと諭した。しかし、綾は結婚はシステム以外の何でもない、フランスでは事実婚が主流だと主張し、最先端の考えを理解しあえるのは私たちしかいないとたかを括るのだった。

もうすぐ誕生日を迎える綾に、誕生日はジョエルロブションでいいかと尋ねる隆之。綾は満足そうにうなづき、ジョエルロブションにふさわしい洋服を探しに出かけた。悩んだ末に、30万近くもするワンピースをクレジットのリボ払いで購入することとする。

誕生日当日、待ち合わせ場所についた綾に隆之から急な仕事でキャンセルさせて欲しいとメールが届く。家でむなしくカップ麺を食べながら隆之からの連絡を待つ綾に、秋田の母親からタイミングよく電話がかかってきた。強がってこれから出掛けるところだと答えるが、この日から隆之とは連絡が取れなくなってしまう。

綾は隆之のマンションに押しかけてみるが、隆之には繋がれない。トボトボと歩く帰り道、見たことのある顔と出会った。隆之と出会ったあの合コンで、綾を気に入り話しかけてくれたものの自慢ばかりしていた男性だ。以前のスーツ姿とは違いスエット姿で歩く彼に「だっさ」と言い放つが、それは今の自分自身へ向けての言葉でもあった。

2人はラーメン屋で食事し、綾は隆之の婚約者の写真を見せつけられる。コネで入社した隆之は、栄転に備えるべく身を固め、結婚することにしたと聞いた綾は納得いかない顔を浮かべる。彼は「餃子とラーメンで千円だ。奢ってもいいが、これっぽっちでご馳走様なんて言いたくないだろ?」と言う。その言葉に妙に納得した綾は自分の分のお金を払う。

「女がお金持ってる人選ぶなら、男は何持ってる子を選ぶの?」と帰り際に綾は問う。「何も持ってない子。自分の夢とかビジョンとか一切なく、男のそれを無邪気に応援してくれる子」と聞き、綾にはそれはできないと悟らされるのだった。

ジョエルロブションに30歳までにデートで行きたい。綾が思い描くいい女の絶対条件にもなりつつあったこの夢。この夢は儚くも破れてしまった。

感想

綾はついにみんなから羨ましがられるところまで上り詰め、とても満たされているようでした。しかし徐々に歯車が狂い始めます。

まずは一つ目は隆之から結婚はしない主義だと言われること。隆之との今の生活に夢を抱いていた綾はこれが私たちの形だと疑わなかった。隆之と今の生活を信じたかったのもあると思いますし、隆之を疑うと全て夢から覚めてしまいそうで怖かったのだと思います。

そして二つ目は念願だったジョエルロブションでのデートが無くなってしまったこと。仕事だから仕方ないと言い聞かせるものの、せっかく買った30万もするワンピース。家で虚しく食べるカップラーメン。せっかく掴んだ夢のような生活を失うのではないかと綾は少し焦りを見せていたように感じました。

さらには隆之とは連絡が取れなくなり、他の結婚相手が実はいたと知らされた時、綾はついに夢から覚めるのでした。何もかも上手く行っていた恵比寿での生活が急に曇り始めました。ジョエルロブション。手を伸ばせばすぐそこに行けるはずの場所がはるか遠くに感じられるのでした。どん底まで落ちた綾はこれからどう這い上がってくるのか今後も見守りたいと思います。

第5話
銀座編『アラサー女子の分岐点』

あらすじ・ネタバレ

「それって彼女のプロなんじゃないの?」

社会的能力がない分、男に都合の良い女をアピールしている女性。隆之の妻の座を獲得した女性はまさにそれらしいものがあった。

転職の条件がいい30歳を目前に、綾の周りは今後の人生の舵取りをどうするべきか焦っていた。綾もその1人だ。

上司に給与を上げてもらえるよう頼んでみるが、「君の能力に対する評価は今がマックスだと一刀両断されてしまう。その間もケータイにはクレジットカード会社から督促のコールが鳴る。早速、転職サイトに登録し、希望年収欄には今の倍近い額を指定し登録した綾。隆之との生活で贅沢することを覚えてしまった綾は今の自分の給与だけでは、満足できる暮らしを送れないと、分かってしまっていた。

無理のような好条件で登録したにも関わらず、運良く綾の希望条件に合う転職先が見つかったと知らせが入る。誰もが知っている有名ブランド、なんとしてでもこのチャンスをモノにしたいと綾は準備万端だ。面接当日はしっかりと有給をとり、余裕を持って早めに向かった。銀座の街並みを見渡しながら、この街で働けるかもしれないと期待に胸を膨らませていた。

面接までの道のり、ふと呉服屋の素敵な訪問着に目を取られる綾。するとご主人が出てきて中に入るよう促される。「若いうちから上質なものに触れておかないといけない、品というとのは一朝一夕では身に付かない」というご主人の言葉に深々と相槌を打つ。余裕を持って銀座に着いたはずなのに、ご主人の接客を時間が経つのも忘れて聞き惚れていた。

走り走って、なんとか約束の時間に間に合った綾。面接をしてくれた女性は見た目もバリバリのキャリアウーマン。

大学時代フランス語を専攻していた綾に、フランス語と秋田弁が少し似ている、地方出てもいいことあるんですねと言う面接官になんとも言えない表情をする綾。

恵比寿に住んでいると言うと、若い女性の街だと言われ、趣味は映画鑑賞だと言うと、趣味がないとのと一緒だと返される。また、1985年どんな年かしってる?の問いには何も答えられなかった。面接はボロボロ。大きなため息と同時に肩を落とす綾に、なんと採用通知の連絡がくる。

年収400万が綾のマックスな評価だと言い切った上司に退職届を提出し、ダブルピースと共にグッチのPRマネージャーとして働くことを報告した。

同時に、綾はかつて大人の街と感じていた恵比寿にもさよならを告げる。そして、本物の都会の女に似合う一流の街、銀座での新しい生活が始まろうとしていた。

感想

アラサーに突入した綾はキャリアアップをするべきか考えていましたが、自分の贅沢な生活を支えるためにも転職活動を余儀なくされました。身の丈に合った生活の大切さがひしひしと伝わります。

また、転職サイトの希望年収欄に700万以上と指定した綾に、こんなにも好条件な転職先が訪れるとは夢にも思いませんでした。今思えば、綾は運がいいように思います。東京の中堅アパレル会社にも入社し、隆之のような男性にも出会い、さらには有名企業への転職のチャンスも掴みました。願えば叶うを体現しているようにすら感じました。

呉服屋の店主の言う、品は一朝一夕では身につかないと綾に教えるシーンは綾も深々とうなづいていましたが、私にとってもとても説得力がありました。

待ちに待ったグッチでの面接は受け答えも満足にできず、残念だが、落ちてしまうだろうと思いました。見事に誰もが知る一流ブランドに転職した綾。これから本物の都会の女に合う一流の街、銀座でどのような生活が待ち受けているのか、厳しい上司のもと綾のグッチでの働きぶりも合わせて気になります。

第6話
銀座編『シンデレラストーリー』

あらすじ・ネタバレ

1985年。綾が面接で聞かれたこの年、男女雇用機会均等法が制定された。男ってだけで出世していく男たちに顎で使われ、30過ぎればお局だと陰口を叩かれるような時代を戦い抜いてきた上司、杏奈。転職して一年。綾は杏奈の厳しい指導にも負けず、自分なりに食らいついてきた。

ある日、有名店の最中を求め、おつかいに行った綾。前日に予約しなければ買えないお店とは知らず、綾が行った時にはもう売り切れてしまっていた。そこへ現れたのが、あの呉服屋の主人・幸和だった。

幸和はその貴重な最中を、ホステスを口説くために使おうと思ってただけだからと綾に譲ってくれた。しかし、木箱に入ってない最中に他の用途があったのではないかと綾は質問する。すると、木箱は見た目は立派だが匂いが移るんだと一流の楽しみ方を教えてくれた。幸和は最中のお金を払おうとする綾に今夜8時に迎えに行くよと誘うのだった。

おつかいから帰り、最中を杏奈に手渡す綾。買えるとは思ってなかった杏奈は少し驚き、木箱にしたか?と問う。綾は先程幸和に教えてもらった一流の知識を杏奈に得意気に伝えた。

夜8時。綾を迎えにきたのは運転手付きの車できた幸和だった。車内で靴をプレゼントされ呆気にとられる綾に、「人は靴で判断するから」と幸和。さすが呉服屋の主人、サイズの見立ては完璧だった。

銀座の一流店に案内された綾。お礼をするはずが、「あなたはただ僕がしてあげることを喜んでくれればいい」という幸和の言葉に本物のお金持ちの余裕を感じさせられるのだった。「結婚はしてあげられないから一流のものを楽しむ贅沢を教えてあげる」という幸和によって綾は大人の階段一気に駆け上がっていった。

とある日、〝女が憧れる女たち‘’という特集で雑誌のインタビューをうけた綾。大人になるって自分自身の価値観を信じられるようになるってことだと綾は得意げに答える。

そんな綾の33歳の誕生日を祝うため、久しぶりに集まった元同僚たち。かつて一緒に馬鹿騒ぎをしていた友達はみんな結婚し、母親になっていた。綾は1人だけ会話に取り残されてしまう。自慢したくて持ってきた雑誌すら見せる気になれなかった。

いよいよ自分が後戻りできないところまで来たことを自覚した綾。たとえどんな修羅場になろうとも、幸和にお別れを告げなくてはと心に決めた。

幸和が与えてくれた一流の贅沢に感謝し、今まで結婚とは井の中の蛙でしかないと思っていたけど、と幸和にお礼を伝えようとする綾。そんな言葉を遮るように幸和は「綾はもう卒業か」とあっけなく去っていくのだった。

まさかの展開に納得が行かず、綾は幸和の妻に「ご主人、浮気してますよ」と電話をかけるのだった。

感想

偶然再会した幸和との一流なものを楽しむ贅沢な暮らしは綾を女性としていくつもレベルアップさせてくれました。最中の木箱の件は、流石、一流を知り尽くした男性という感じがしましたし、綾がこの一流に惹かれる気持ちはなんだかわかる気がします。

そんな夢のような暮らしから、一気に現実に戻された元同僚たちの結婚。女が憧れる女たちとして雑誌に取り上げられたにもかかわらず、他人の幸せに憧れにも似た焦りを感じてしまう綾の気持ちが痛々しくもあり、幸せという正解のない答えを探し求める難しさを感じました。

自分から手放したはずなのに、あっけなく去っていく幸和に納得のいかない綾の気持ちが幸和の妻に電話してしまうまでの原動力を持っていたとは驚きました。奥様はこの電話になんと答えるのか興味深いです。そして、幸和から巣立った綾は今後どうなっていくのか注目したいです。

第7話
豊洲編『ブルータス、お前もか』

あらすじ・ネタバレ

別れを自ら告げたのにもかかわらず、幸和のあっけない態度に何か納得できずにいた綾。幸和の妻に浮気を密告するも「ご丁寧にありがとうございます」とあしらわれてしまった。

33歳。周りのみんなが「結婚」をしていた衝撃から、ゴールを結婚にセットし直した綾。結婚相談所に登録するが、33才の綾は見向きもされない。担当者からは条件を下げるようアドバイスされ、一流を知ってきた自分の服装、ネイル、髪型、すべてが男ウケではないとダメだしされる。

婚活もうまく進まず、幸和との終わり方をも嘆く綾は杏奈に相談する。しかし、杏奈には別居婚だが旦那と子供がいること、綾が求める女としての幸せをも掴んでいることを知り、追い討ちをかけられる。

その帰り、フラッと立ち寄ったバーで、綾はある女性を見つける。隆之と結婚した美愛だ。2人は結婚し、ニューヨークにも行っていた。しかしその後あっけなく離婚したと打ち明けられた。最高の条件の男結婚したと思っていた美愛だったが、自分が結婚したら何がしたいのか考えておらず、結婚の意味がわからなくなってしまったと言う。

綾は3ヶ月で30人弱と会い、結婚相手を決めた。総合商社に勤める年収900万の真人。豊洲にタワーマンションを持ち、義両親は長男と同居中という好条件の男だった。

豊洲の街を2人で歩きながら、綾は子供のころから素敵でロマンティックになると信じていた自分の人生は、そこそこよくあるお話だったと思い知らされる。幸せだが、唯一無二の物語の主人公ではなく、エキストラの1人のような人生。綾は自分自身に幸せだと強く言い聞かせ、豊洲での結婚生活を送る。

感想

あっさりと離れていく幸和に不満を覚えながらも、周りが結婚、妊娠、子育てと別のルートの幸せを手にしていることに綾は焦っていました。作中で、この時の綾の置いていかれた気持ちをまるで浦島太郎のようだと表現してありました。夢のような生活を幸和と過ごし、急に現実に連れ戻された綾の焦燥感を表すのに、この浦島太郎というフレーズが自然と腑に落ちました。

仕事も真面目にこなし、女性として一流の品を身に付けた綾でしたが、33歳の綾は結婚相手として見向きもされません。世の中の男性が結婚相手に求める女性像が綾の婚活を通して突きつけられていたように思いました。

妥協はしたものの、綾は好条件の男性を捕まえ、ついに結婚しました。毎度ながら、目標を定めたら一直線、猪突猛進な綾には感心させられます。

しかし、無事に結婚まで漕ぎ着けたはずなのに、綾の心は全く満たされず、若い頃思い描いていた物語の主人公のようなキラキラした生活は程遠いものだと悟るのでした。絶望にも似た感覚を自分の中でないものとして振る舞い、幸せだと言い聞かせるあたりはどこか切なく感じます。

第8話
豊洲編『絶滅しない絶滅危惧種』

あらすじ・ネタバレ

東京に来て10年。大きなプロジェクトを任せてもらい、仕事でもやりがいを感じる毎日だ。しかし、残業から帰ってくるとすでに帰宅し寛いでいた夫が「晩飯なに?」と平然と聞いてくる。食べっぱなし、脱ぎっぱなし、綾は真人へ不満を口にする。2人の間に冷たい空気が流れる。

気を取り直し、外食に出かける2人。タワーマンション低層階に住む女性が見栄をはることについて、女はいいよな、男選びさえ間違わなければ一発逆転だと言い放つ真人、美味しいものを食べに行くと言いながらもモンジャ屋に向かう真人、綾はつくづく真人とは価値観が合わないと感じるのだった。

綾はモンジャを食べながら、「女も40歳近くなると勲章をぶら下げたくなる。キャリアや容姿、優れているものを自慢したくなるものだ。自分に自慢するものがない、悲しい人間が子供の自慢をする」と持論を唱える。

そんな綾に、「女に子供以上の勲章があるのか」と平然と答える真人。綾は何か覚めていくものを感じていた。

ところ変わって、子供を持たないキャリア女子の集まりでは、子供がいることがいかに自分の生活の邪魔になるのか、子供がいることは税金を収めるコマを作ること、世襲議員の独裁国家作りの貢献と変わらないと話が盛り上がる。『子供を持たない幸せ』みんなが言うこの言葉が綾には負け惜しみに聞こえてしまうのだった。

綾は噛み合わなくなってきた2人の関係を取り戻すべく、急遽有給をとり家の掃除に忙しくしていた。そんな中「女性の夢を応援しましょう」というページに付箋が貼られた婚活マニュアルを見つけてしまう。綾が真人を選んだ、唯一の決め手とも言えるこの言葉がマニュアルによるものだったことは目を瞑ることにした。幸せな家庭がほしい。子供を持ちたい。綾の本音が聞こえる。

その日、張り切って作った食事に真人は満足そうだ。「やっぱりいいよね、家で飯が待っているって」という真人。綾は複雑な表情を見せた。そして、今日こそは子作りをと気合いを入れる綾とは裏腹にソファで寝てしまった真人。起こされながらも基礎体温をつけてほしいとお願いしてきた真人に、綾は完全に冷めてしまう。

翌日、美愛の花屋を訪ねる綾。「離婚の相談でしょ?」綾の思惑は美愛にずばり見抜かれてしまった。

感想

綾と真人の会話は、綾のこれまでの歩みを全て打ち砕くかのような会話に聞こえました。「女は男選びさえ間違わなければ一発逆転だ」「女に子供以上の勲章があるのか」実際、綾も三軒茶屋から恵比寿へと引越し、隆之と付き合い、男選びをしてきたわけですが、これらの言葉で綾は真人に対する気持ちに何か一線を引いたようにも見えました。

だからといって、『子供を持たない幸せ』にも踏ん切りがつかず、子供がいる幸せな家庭を手にしようと自分に喝を入れるのでした。そんな矢先の真人の基礎体温をつけてほしいという発言を許せなかった綾の気持ちがわかるような気がします。

そして美愛の花屋を訪ね、離婚に向けて動き出した綾の今後はどうなるのか、目が離せない展開となってきました。

第9話
代々木上原編『私はおばさんになったか?』

あらすじ・ネタバレ

離婚ではなく、別居を始めた綾は久しぶりの一人暮らしを満喫していた。パンも美味しく、イケメンの若い店員・航平がいるカフェで朝食をとることが日課となる綾。航平から夜遊びしないか?と誘われ、まんざらではない顔を見せる。

嫌でも家族を意識させられてきた豊洲での生活。しかし、今、綾が住む代々木上原は大人が一定の距離感と、優しさで暮らしているという。美愛が教えるフラワーアレンジメント教室では、生活感がないのに家庭的な女、まさにドラマの中にいるような女性たちと知り合いになり、綾は自分もその仲間入りをした気でいた。そして、代々木上原での生活に充実感を感じ始めていた。

そんな平穏な暮らしを楽しんでいた綾だったが、真人から突然離婚を切り出されることとなる。子供が出来たと言うのだ。

綾は取り乱すこともなく、強気に状況を確認する。27歳、派遣切りにあった女の子と浮気して子供ができたという真人。切羽詰まった女の術中に見事にハマる真人に綾はおめでとうと返すのだった。

未婚の時は結婚することが女の幸せと迫られ、結婚したら子供を産むことが女の幸せと無言の圧力をかけられてきた。離婚届に判を押せばその圧力から解放されるのだろうか。答えを探しながらも「子供を産める女はたくさんいる。一流企業で、自分の決断でプロジェクトを推進できる女は数少ない。それで十分じゃないか。」と自分自身に言い聞かせる綾。

しかし、女として生まれた以上、子供の1人も産まないなんてという葛藤が「女はみんなが持っているものを欲しがる」という母の言葉と共に脳裏をよぎるのだった。

綾はこみ上げてくる涙と、やるせないこの思いをぶつける先もなく、何かを思い立ったかのように航平に誘われたクラブへ向かい、そのまま一夜を共にする。

一方で、美愛の花屋で知り合った玲子からは弁護士との再婚を勧めらる。美愛たちの父親の付き合いの知り合いだと聞く綾は複雑な気持ちになりながらも、うなづくしかなかった。

感想

まさか真人が浮気して、子供までできてしまうとは予想にもしませんでした。離婚してくれと切り出す真人に取り乱しもせず、強気な綾はどこかこの結果を予想していたのかもと思えるほどでした。相手は27歳、派遣の契約が終了となり、女性として今後どう舵を取るのか迫られるギリギリの状態の女の子。捨て身で真人にすがってきたその女の子におめでとうと言えた綾。このおめでとうは自分にはないものを見せつけられた完敗宣言にも聞こえました。

しかし、実際離婚となると考えさせられることがたくさんありました。女の幸せの定義の枠にずっと圧力をかけられてきたのに、『子供を持たない幸せ』がやはり綾にはうまく飲み込めそうにありませんでした。

航平と一夜を共にし、これからどうなるのか。勧められた再婚相手とはどうなるのか。物語はラストに向けてどう転がっていくのか楽しみたいと思います。

第10話
代々木上原編『やっぱり、そういうこと?』

あらすじ・ネタバレ

あの夜からなんとなく一緒に過ごしてきた綾と航平。航平の若さに癒されながらも、夢や目標もなく、将来のビジョンが全くない航平に、綾は心配を募らせていた。

港区のレストランで美愛の友人、玲子に紹介された弁護士と食事をする綾。良輔は、港区出身、港区育ち。港区のコミュニティの素晴らしさを言葉の端々から感じさせる男性だった。

ところ変わって、航平が働くカフェでお茶をする綾と美愛の友人たち。良輔の印象を聞かれ、再婚相手にはあんな人がいいんでしょうね、と当たり障りない返事をしたつもりだったのに、流れる変な空気。この時の綾はこの空気の理由に気がつかなかった。

数日後、綾は一見さんお断りのお寿司屋で良輔と食事をとる。またも港区のコミュニティの良さについて語り出す良輔に、嫌悪感を感じる綾。昔からの家同士の付き合いがあるコミュニティに港区生まれでない人間は入れない。だから綾とは結婚できないが、結婚してからも別れる必要はないとも言う良輔。そんな気は毛頭ない綾は、呆れて返す言葉がなかった。

自宅に帰り、毛玉のできた航平のパーカーを見て新しい物をプレゼントしようと考えた綾。クラブへと届け行った綾の目に意外な人物が映った。玲子だ。航平は玲子に買ってもらったと高級時計を綾に見せつける。綾ですら、自分のためにも買えないような高級時計をつけた航平。結局、航平は若い女子同様、お金のある人を選んだのだ。綾は何も言わずその場を離れた。

街を歩く綾に〝どんなに頑張っても読モの女には敵わない″ 隆之の同僚・涼があの日言った言葉が頭に浮かぶ。久しぶりに会った涼は、会社を辞め、四国で植林をするのだと言う。なんでなの?と聞く綾に涼はこう言った。「お前さぁ東京ってまだキラキラして見えてる?」この言葉が綾の胸に響いた。

綾は秋田に戻る決意をした。

感想

癒しをくれていたはずの航平も結局はお金がある人へとすぐに転がってしまいました。玲子と鉢合わせた綾は潔く去って行きましたが、大人になるにつれ、良い意味でも悪い意味でも諦めを覚えてしまったのだと思います。

また良輔が結婚が続かない理由もあの態度から分かったような気がします。良輔のことを再婚相手には良さそうだと言う綾に、美愛たちのなんとも言えない空気感が港区のコミュニティの壁の高さを物語っていました。「同じカエルだと思っていたら実はみんなお姫様だった。」この言葉がとても印象的でした。

そして、隆之の同僚だった涼の東京がまだキラキラして見えるのか?と言う問いには、綾同様、私もなんだかハッとさせられる思いがしました。綾は憧れの東京で、多くの物を得て、その中で失いゆく物もありました。秋田へと帰る決断をした綾、いよいよ最終回となる次回、どうなるのか、綾の最後の決断を見守りたいと思います。

第11話
『強欲な女はゲームをコンプリートできるのか?』

あらすじ・ネタバレ

秋田に帰ってきた綾。東京ではどの街に住んでいるかというだけで限定的な価値観を持つ人がいるというのに、秋田では東京出身というだけで都会人だ。綾は「井の中の蛙ってのも悪くないかな」と秋田に戻ることに前向きな様子を見せる。

綾にとって東京は過酷な街だった。容姿、キャリア、学歴、財産、上を見上げればキリがない。しかし、秋田には手を伸ばしても届かないような物などなく、どう足掻いても叶わない女たちに打ちのめされることもない。

綾は高校の恩師にばったり再会する。恩師は、綾の載った雑誌を学生に見せていること、みんな羨ましがっていることを教えてくれた。涙がこみ上げてくる。

そして、綾は東京に戻ってきた。「何はともあれ、一山乗り切ったんだから」と先輩の圭介は綾を労ってくれた。

有希、涼子、美愛、真人、航平。綾が東京で出会った人たちは、みんなそれぞれに懸命に生き、置かれた場所で自分の居場所を見つけていた。

そして三軒茶屋の街で直樹を見かける綾。直樹との幸せは、その幸せの小ささが切なくて手放してしまったけど、今はその小さな幸せのありがたさがやっとわかった。直樹は結婚し、子供もいるようだった。あの笑顔を見せる相手はもう綾ではなかった。

『予約の取れないレストラン、代理店の彼氏、やりがいのある仕事、六本木ヒルズ、バージンシネマのレイトショー、一泊二日の箱根旅行、ハリーウィンストンの婚約指輪、幸せな結婚。』人生をコンプリートするためのアイテムたち。

これらを集めようと必死に生きてきた綾だったが、上を見れば見るほど際限のない青天井の東京。隣の芝はどこまでも青く、広く、残酷なまでに美しかった。

40歳になった綾は、中古マンションをフルリノベーションし、圭介と仲良く住んでいた。綾のように、強欲な女たちは目の前の幸せに100%満足はすることがない。それでもこれでいいのだと何度も言い聞かせるようにして一歩一歩歩いていくのだ。

「足るを知れない強欲な女たち。その嫉妬すら人生のスパイスだと味わえるようになったら都会の女。」綾は都会の女になった。

頑張りましょう。次から次に手に入れたい物は増えてくるんですから。

綾の東京での暮らしは続く。

感想

東京のいろんな街で過ごし、自分自身をステップアップさせてきたはずなのに、そこに幸せが見出せなくなり秋田へと帰りました。東京にあれほどまでに憧れていた、あの綾が秋田へ帰る決断を本当にするとは思えませんでした。

秋田で恩師と会った綾は学生たちの憧れの存在であると教えてもらい、泣き出してしまいました。恩師の前で子供のように泣く綾は、きっと東京での綾を認めてくれた人がいたのだと気づかされたのだと思います。

ストーリー全体を通して、綾は人生をコンプリートするためのアイテムを必死で集めてきました。しかし、手にした幸せでは満足できず、さらなる幸せを掴もうともがき苦しみます。そして最後には、自分はもう幸せだったのだと気づかされました。

足るをしらない強欲な女、綾。そんな嫉妬を人生のスパイスとしながらも綾は東京で、一人前の都会の女になっていたという物語のラストはハッピーエンドと言っていいと思いました。

綾という1人の女性の人生をこんなにも深く見ることができ、そこでの綾の選択をまるで自分がしているかのように感じるほど、夢中になって見ることができました。足るを知るということ、この難しさを教えられたように思います。

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『東京女子図鑑』の番組情報

『東京女子図鑑』のスタッフ情報

【原作】
東京カレンダー「東京女子図鑑」
【脚本】
黒沢久子
【監督】
タナダユキ
【制作】
渡辺ミキ
【エグゼクティブプロデューサー】
大和田宇一
【プロデューサー】
中間恒、半田健、天野恵子
【キャスティングディレクター】
杉野剛
【音楽】
ワイルドアニマルズ
【主題歌】
東京リリー&ローズ(佐藤真弓)「トウキョウコンプリート」

『東京女子図鑑』のキャスト一覧

斉藤綾:水川あさみ花坂椎南(高校・大学時代)
キラキラと眩しく輝く東京という街に憧れ、その東京で自分の価値観を見い出し、間違いと正解をふらふらと繰り返しながら生きる。
直樹:阿部力
道に迷っている綾を助ける秋田出身の男性。
涼子:井端珠里
石坂友里
有希:陽月華
プレス。
圭祐:植木祥平
幸和:眞島秀和
銀座の呉服店の若旦那

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