【MIU404】見逃し配信・無料動画まとめました(金曜ドラマ)

MIU404

息をつく暇もないスピード感。志摩と伊吹の絶妙な掛け合い。派手なカーアクション。そして米津さんの主題歌「感電」。『アンナチュラル』チームの完成度の高さを改めて感じられる刑事ドラマです。

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『MIU404』のあらすじと感想

※ネタバレを含みます。まだ見てない人は気をつけてくださいね。

第1話
激突

放送日:2020.6.26
見逃し配信

『MIU404』第1話の見逃し配信は、2020年07月03日に配信終了しました。

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第1話を無料で見たい方はこちら

あらすじ・ネタバレ

機捜は、機動捜査隊の略で、事件の初動捜査を担当する。新設された第4機捜がドラマの舞台。働き方改革の1つだという。記者会見は、第4機捜の隊長兼ねる第1機捜の女性隊長・桔梗ゆずる(麻生久美子)が行った。

班長・陣馬耕平(橋本じゅん)は、刑事部長・我孫子豆治(生瀬勝久)からの条件により、警視庁幹部の息子でキャリアの新米・九重世人(岡田健史)とバディを組むことになった。志摩一未(星野源)は隊員となったがバディが見つからない。候補だったが落とされていた、交番勤務の伊吹藍(綾野剛)とバディを組むことになった。

志摩は物事を先回りして考え、道理を見極める人物。観察眼が鋭く社交性もある。伊吹は、運動神経がよく足が速い、という以外の情報はなかった。誰に聞いても伊吹の話は、はっきりと言わないが、悪い話ばかりのようだ。

初日、第1印象は悪くなかったが少し軽い。嬉しそうに運転する伊吹。捜査一課にあこがれているようだ。

伊吹が運転していた時、あおり運転されていた。志摩は先に行かせようと言ったが、伊吹は道交法違反で捕まえようとした。カーチェイスとなり、何とか事故は免れたものの、歩いていたおばあさんが驚いて転んでしまった。志摩がおばあさんに声をかけたが伊吹と運転手がけんかになり、110番通報されて離れてしまった。

駆け付けたのは権藤と九重のコンビだった。あおり運転を認めない運転手に、ドライブレコーダーを見つけた志摩がドライブレコーダーを確認すると言ったらおとなしくなった。相手を刺激してもめ事を起こさないように伊吹に話したが納得していないよ様子。おばあさんの姿はなかったが、おばあさんの落とし物らしいおもちゃが見つかる。伊吹が道を譲っていればおばあさんは転ばなかったし、落とし物もしなかったと、志摩は言った。

伊吹はただのヤンキーだと権藤にいう志摩。隊長の桔梗は志摩に伊吹の適性の判断を任せると言っていたという。

続いて傷害事件の通報があり現場に駆け付ける。食事後の店を出たところでいきなり殴られたらしい。殴って逃走した犯人の聞き込みをする。傷害事件の被害者は命に別状はないが、話は聞けず、身元の特定できるものは持っていなかった。携帯電話も壊れていた。犯人は、被害者の食事中待っていて、出てきたところを看板で襲ったらしい。

決めつけず、初動捜査は大きく見て徐々に絞り込むという、権藤。

被害者がカギを持っていて犯人がポケットから鍵を盗んだとすれば、車を盗んだのかもしれない。車に何かあったのかもしれないと駐車場に向かうと先ほど伊吹と志摩をあおっていた車があった。シートには血が付いていてドライブレコーダーが外されていた。被害者はあおり運転をしていた男だったのだ。

2人は墨田警察署でドライブレコーダーを見ながら報告をしていた。被害者の後をつけた白い車があり、駐車場から凶器の看板をもって、食事をしていた店の外で待っていた。犯行後、被害者の車に行って、ドライブレコーダーを盗み自分の車で逃走した。機捜のドライブレコーダーに被害者の車の後ろをつける犯人の車があってナンバーも映っている。被害者はあおりの常習者で、犯人はあおられたことに腹を立て犯行に及んだ。自分の犯行がばれないようにボイスレコーダーを盗んだのだ。墨田署の刑事は、あとはこちらでと言った。

犯人の逮捕まで携われないことに「やりがいを感じられない」という伊吹。犯人を捕まえたいという正義感で仕事をしていると。しかし、それが機捜の仕事だという志摩。当番勤務は24時間でその中でできる限りのことをする。検挙率を上げるためのパーツとして働くと。さらに、自分のことを正義だと思っている奴は一番嫌いだと言った。

無線が入った。昼間転んだおばあさんは家に帰れていなかった。歩きたくないと言った孫をお店においておもちゃを買いに行ったのに戻ってこなかったという。親戚の葬儀に出ていた保護者は向かっていると言った。失くしたおもちゃをもう一度買いに行ったが、最後の一つだったため、ほかの店を紹介したがもうしまっていた。探そうとする伊吹に、人探しは機捜の仕事ではないという志摩。生活安全課に引き継ぐと言う。

ナウチューブに昼間のあおり運転トラブルの時の映像が流されていて、4機捜と名乗っているが3機捜までしかない。そのあと機捜のサイトが404エラーになっている。4機捜は国家機密を扱っているのではないかと言っている。九重が調べるとチャンネル登録者は23人で拡散力は低いため放っておくことに。桔梗隊長は、4機捜はあくまで仮で、余裕が出てくればなくなるかもしれないという。警察の信頼を損ねないようにと言った。志摩に頼んだと言った。また、今日の傷害事件の犯人の車は偽造ナンバーだったという。

犯人はあおり運転の常習者で、あおり返すと深く追いかけている。複数枚の偽造ナンバープレートを使って逃げているのだ。あおり運転の常習者が、もっと悪質なあおり運転の犯人に殺されかけたのだった。

おばあさんを探していた時に見た多摩ナンバーの車が犯人の車だという伊吹。何となくという伊吹だったが、理由がやっとわかった。エンジン音が同じだったからだ。そのナンバーを覚えていた志摩。緊急配備をして捕まえようという伊吹に、緊急配備までして間違いでは済まされないと言い、ごみ箱をけとばす志摩。警察は権力を持っているからこそ、慎重に捜査しなければならないと。そのための規則、そのための捜査手続き。「野生のカンだけでしゃしゃってんじゃねえよ」と。テンション上がってきたという伊吹。規則内で捜査するという志摩。権藤は、当番勤務が終わるまで自分たちだけで捜査して、通報があればそっちに向かうと言い、捜査を開始した。

防犯カメラの映像解析を解析チームに依頼した。車と一緒におばあさんも捜索を依頼した。車を見つけても昼間のようなことをしないようにという志摩。「あぶない刑事」や「銭形警部」にあこがれたという伊吹に、現実の刑事の9割は引退まで拳銃を抜かないという。

防犯カメラによって本当のナンバーが分かり追跡を開始する。事故を起こしてしまう志摩。走って追いかける伊吹と志摩。犯人を追いかけ倉庫に逃げ込む。犯人を殺してもいいだろうという伊吹だったが、抜いたのは銃ではなく、おばあさんのわすれもののおもちゃだった。志摩は伊吹を殴った。志摩が犯人を逮捕した。伊吹は犯人に言った。「よかったな。誰かを殺す前に逮捕されて」

防犯カメラにはおばあさんも映っていて、無事に見つかった。

桔梗隊長から、1日で車を廃車にするような者は機捜には置けない、次はないと言われた。桔梗は伊吹について志摩に尋ねた。志摩は「ただのバカだと思ったら、野生のバカでした。刑事の常識から教えなくちゃならない。」適性がないなら外すという桔梗。

おばあちゃんと女の子のようすを、満面の笑みで見ながら、機捜っていいなという伊吹。誰かを最悪の事態になる前に止められると。桔梗への答えは、ひとまず保留と答える志摩だった。

感想

ワクワクドキドキ、こんなにテンションの上がるドラマは久しぶりです。思わず声も出てしまいます。

星野源さん演じる志摩、沈着冷静かと思ったら、実は綾野剛さん演じる伊吹に負けず劣らずの熱い男なのかもしれないですね。それを抑えているのでしょう。過去に何かがあって、それで変えようとしているのだと思います。班長の陣馬と隊長の桔梗は、そのことを知っています。

伊吹を、野生のバカという志摩。本当にあくまでもポジティブで、何を言われてもめげないところはすごいです。思いがあふれて、過去にはたくさんのトラブルを起こしていて、誰に聞いても悪い印象ばかりです。でも詳しくは教えてくれません。それにしても志摩の交友関係の広さはすごいです。たくさんの人に伊吹のことを聞いています。

初動捜査を行う機捜、24時間勤務ってすごいですね。今回のドラマ、誰も死んでないんですね。刑事ドラマって、捜査一課が舞台になることが多いから、殺人事件が多いです。冷静になって考えると、ちょっと嫌になることもあります。こんなテレビのワイドショーで取り上げられそう事件が続くわけないと。働き方改革とか、予算とか、戸締りをしてから出動するとか、とても現実的で面白いです。

登場人物のキャラクターもしっかりしていていいですね。上を気にする生瀬勝久さん演じる刑事部長、女性隊長の桔梗は女性だから出世したとは言わせないという強さを持っています。岡田健史くん演じるエリートのキャリア刑事。よくいる嫌な感じではなくて、ちょっと上から目線なところはありますが、しっかり仕事と向き合っていて好感が持てました。

今回はあおり運転によるトラブルからの傷害事件でした。とてもタイムリーな事件です。警察官がけんかになって、通行人に110番通報されてしまいました。あり得ないですね。志摩は伊吹に強く注意するも、傷害事件の本物の犯人には負けないくらいの運転で、事故を起こして警察車両を廃車にしてしまいます。

転んでしまったおばあちゃんを気にするやさしさも持っている2人、いいですね。傷害事件とともに、おばあちゃんも見つけられてよかったです。

渡邊圭祐さんが演じるナウチューバー(YouTubeみたいなもの)が、伊吹とあおり運転の運転手とのけんかをネットにあげてしまいますが、今のところは、閲覧者少ないということ。そのうち、問題になっていくのでしょうか。

初動捜査後、担当課に引き継いで終わってしまい、犯人逮捕まで携われないことに不満を感じる伊吹に、機捜の仕事を説く志摩。自分を正義だと思っている奴は嫌いだと言う。これも過去の事件に関係しているのでしょうか。

警察は権力を持っているからこそ、慎重に捜査しなければならないという志摩は冷静でしたが、野生のカンでしゃしゃってんじゃねえよと怒鳴ってしまいます。伊吹はかえってテンションを上げ、機捜だけでの捜査を始めます。

拳銃使用もありではないかという伊吹に、警官の9割は引退まで拳銃を抜かないという志摩。確かに、警官が発砲したというだけでニュースになっています。やはり、めったにないことなのですね。

犯人を抑えつけたとき、ここにいるのは志摩と自分だけだから、撃っても正当防衛になるという伊吹。本気なのかと思いびっくりしました。しかし、出したのは拳銃ではなくおもちゃ。志摩は犯人逮捕の前に、伊吹を殴っていました。伊吹が犯人に言った「よかったな。誰かを殺す前に逮捕されて」は、素敵な言葉だと思いました。確かにそう思います。

隊長の桔梗に、伊吹には刑事の常識から教えなきゃならないという志摩は、少しうれしそうに見えました。伊吹の適性を聴かれた志摩は、しばらく考えて、ひとまず保留と言っています。伊吹の中にあるバカだけじゃない何かを気づいたのかもしれません。

おばあちゃんと女の子の様子を見ながら、満面の笑顔の伊吹。最悪の事態になる前に止められる機捜っていいなといいます。考えが変わってきたのでしょうか。

これからの2人、楽しみです。

第2話
切なる願い

放送日:2020.7.3
見逃し配信

『MIU404』第2話の見逃し配信は、2020年07月10日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

志摩と(星野源)と伊吹(綾野剛)は、前の事件の捜査で車を廃車にしてしまったため、メロンパン販売の車の乗ることになる。張り込みのために使っていた車だという。。伊吹は、殴ったことをまだ謝ってもらってないとすねたように志摩に言う。4機捜の分駐所は、芝浦署のすぐ裏の建物になった。

2人は相変わらずかみ合わないが、はたから見ていると仲がよさそうに見える。隣の車線の車に乗っている女性とやたらに目が合うと、伊吹は気になっていた。女性のフードをつかむ手が見えた。殺人事件容疑者が逃走しているという無線が入った。ウチクリンという会社の専務が刺殺されたのだった。伊吹はさっきの隣の車に犯人が乗っているという。着ているものの色が同じだった。志摩は、袖だけでは分からないという。走る人質監禁立てこもり事件なのか。志摩は隊長に報告し、追尾許可を得た。

陣馬(橋本じゅん)と九重(岡田健史)は殺人現場にいた。容疑者の加々見(松下洸平)は運転免許を持っていないらしいことから、財布も何も持っていなかったので、逃げるときに通りすがりの人を車ごと拉致した可能性はあるという。追っていた車のナンバーから、持ち主もわかった。陣馬は、犯人の両手には血が付いているはずなのに、ドアの取っ手には血が付いていないことを不思議に思っていた。加々見が犯人でない可能性があると、九重は言った。じゃあ誰がやったという陣馬に加々見の前にいた人物、血の掌紋もその人物のものだと。陣馬に初動は大きく見ろと教えられたからという。掌紋の持ち主だから、陣馬は、鑑識に任せようと言った。

志摩は車を降りるまで待つと言ったが、検問にあたってしまった。検問中の警官によると、後ろに乗っていたのは、息子だという。運転していた男は、息子を病院に連れて行くところだと言い、名前や生年月日まで言ったのだった。それでも犯人だという伊吹に、行くぞという志摩。

陣馬と九重は、車の持ち主を訪ねたが留守だった。「伊吹が見たのは服だけで、99パーセント無駄だ」と言う九重に対し、「俺たちの仕事は99パーセントが無駄だ」と諭す陣馬。近所の人に話を聞いた。

志摩が「追尾を続けるのは、可能性がゼロではないからゼロになるまでは追う」と言う。伊吹を信じたわけではなかった。警官も信じていなかった。伊吹は過去のことを話し出した。「ずっと疑われ続けてきたと。でも、1人だけ信じくれる人がいた」と。

車の持ち主田辺夫妻(鶴見辰吾、池津祥子)には、確かに息子がいたが、中3の時に自殺していて、13年前の今日で、墓参りに行くところだった。加々見と息子が似ていると話す夫妻、重なって見えてきているようで、怖いとは思わなくなっている。加々見は、脅しているんだとナイフを突きつけた。ほんとに人を殺したのかと問う田辺の妻に、普通に会社に行っていただけという加々見を信じると言う夫妻だった。かばうつもりのようだ。

志摩は、田辺の車のドアをノックし、後ろのドアから何か出ていると言って近づき、ボイスレコーダーを置いてきた。ブルートゥースで飛ばして、録音再生する。安全が確認できるまでこのまま追跡していくと言う。

加々見は自分のことを話し始めた。ワンマンな父に反抗して高校卒業後家を出たが、ネットカフェに寝泊まりし、日雇いで働いていた。中学の同級生の岸に出会って、会社を紹介してもらって人間らしい生活ができるようになったと。

その岸は、先週クビになっていた。さらに、殺された専務のパワハラを訴える書き込みをしていた。岸は、山梨の実家に帰ると言っていたと言う。追っている車の行き先も山梨方面のようだ。

専務のひどいパワハラで、みんな被害者だった。怒って殴った岸はクビになった。それで岸君が専務を殺したのかと問う田辺に、「天誅だって、あいつは殺されても仕方のない人間だって」という加々見だったが、そのあとが聞き取れなくなってしまった。「犯人じゃないのになぜ逃げているのか」と志摩が言うと、「無実を証明するためだ」と伊吹は答えた。志摩は、「逃げなくても、自分が来た時にはすでに死んでいたと言えばいい」と言うが、「ずっと疑われ続け、刑事になっても職務質問を受ける自分にはわかる」と言った。「人はやっていてもやっていない」と言う志摩に、「たまには人を信じてみたら」という伊吹。「俺たちの仕事は疑うことだ」という志摩に、伊吹は「誰が決めたのか」と言う。「信じる刑事が1人くらいいてもいいじゃん」と。どこまでも平行線。岸が犯人という証拠もなく、えん罪を作るわけにはいかないと言う志摩だった。

フラワーショップの防犯カメラに拉致監禁の一部始終が映っていた。陣馬は九重に、無駄じゃない1%の方だったなと言った。

道の駅に降りた加々見と田辺夫妻。凶器を手にしている加々見に、3人で食事をしようという田辺。そんな田辺に加々見はとまどっている。田辺夫妻は加々見が行こうとしている場所に最後まで付き合うと言った。そして息子の話をした。田辺夫妻の息子は、友達からお金を盗んだと疑われたことで自殺してしまった。両親も息子を信じなかった。死んでから無実だと分かったのだった。田辺夫妻は、加々見を確保しようとした伊吹と志摩を、抑えつけて加々見を逃がした。走っていく加々見。田辺夫妻は、人質ではないと言った。容疑者と知っていて逃がしたのなら、罪になると言う志摩。

岸は東京にいて、事件を知らなかった。加々見は何のために山梨に来たのかという志摩。田辺は、岸に自首をすすめるためだと言うが。犯人がやっていないと言うときは、犯人自身がやっていないと思いたい、自分がやったことを認めたくない場合もあると言う志摩。できることなら罪を犯す前に戻りたい、なかったことにしたいと。それでも無実だと信じる田辺に、自殺するかもしれないと志摩は言い、どこに行こうとしていたのか教えてほしいと言った。

現場の血の掌紋は加々見のものだった。加々見は実家にいた。父を殺して自分も死ぬと。父と専務は同じだから殺したと。志摩と伊吹も自宅に来た。父は2年前に交通事故で亡くなっていた。父へのあてつけで専務を殺し、自分の人生を棒に振ったのかという志摩。

加々見は刺してしまって事の重大さに気が付き、専務の血を止めようとしたり、手を洗ったりして呆然としていて、第1発見者の社員が来て逃げたのだ。だから、扉の取っ手には血が付いていなかった。

父が交通事故で死んだことを知っても、興奮状態の加々見。一度も謝ってもらっていないと言う。どんな理由があろうと君は人を殺したと言う志摩、理由はどうあれ命は取り返しがつかないと。伊吹は、相手がどんなにくずでも、ムカついても殺しちゃだめだと、殺した方が負けだと言う。無実でいてほしかったと言う伊吹だった。加々見は泣き続けていた。田辺夫妻は最後まで付き合わなくてごめんねと言った。また一緒にドライブしようと。田辺のごめんねという言葉に深く頭を下げる加々見だった。

伊吹と志摩はほうとうを食べていた。前の事件で殴ったことを謝る志摩。いい相棒になれそうだという伊吹。時は戻らない、人の命は帰らない、どんなに願っても、と言う志摩。伊吹に、お前は長生きしろよと言うのだった。

感想

今回のテーマは、疑われること、謝ることでしょうか。

伊吹は、ずっと疑われ続け、今でも職務質問を受けると言っています。でも、1人だけ信じてくれた人がいると言ったのです、それが誰なのか、どんな事情があるのかはまだ話していません。きっと、伊吹にも、今の性格を形作った秘密があるのでしょう。

勘は鋭いのか、隣の車の異変にも気が付いています。できるだけ冷静に、でも、繊細に可能性を追っていく志摩、やっぱりいいコンビだと思います。

陣馬と九重のコンビもいい感じです。九重は、思ったことをすぐに口にする、ちょっと遠慮のないところもありますが、言われたことをしっかり吸収しています。志摩について、バディーを殺したと聞いたことを話しても、陣馬は何も言いませんが、何があったのでしょう。捜査中に何かがあって、相棒が死んでしまったのでしょう。その責任を取って左遷されたのでしょうが、そこには何か事情があるのに、自分の責任だからと志摩は言い訳しないのということなのでしょうね。

息子を信じてやれなかったために死に追いやった夫婦は、息子の命日に、加々見に車ごと拉致されたことを運命のように感じています。優しい2人に、加々見も、つい自分のことを話し出します。ワンマンな父に信じてもらえずに家を飛び出した過去と、幼なじみの岸に会ったことで普通に生活できるようになったことを話しています。加々見の言葉から、犯人は岸で、岸に会って自首を勧めるために、山梨に向かっていると思ってしまいます。でも、残念ながら、加々見は真犯人だったのです。

志摩の、犯人はやっていないと思いたい、やったことを認めたくない、なかったことにしたい場合もあるという言葉に、うなずいていました。犯罪ではないけれど、失敗した時には、そんな気持ちになることもありますね。それでも信じると言う田辺夫妻に、自殺するかもしれないと言う志摩です。確かに追い詰められた加々見が行きつくところは死しかないかもしれません。父への憎しみを胸に生きてきた加々見は、実家に行き、父を殺して自分も死のうとしたのに、父は死んでしまっていたことを、志摩から聞きます。一度も誤ってもらっていないと加々見は、泣き崩れています。志摩は、加々見に、どんな理由があっても君は人を殺したし、命は取り返しがつかないと言い、伊吹は、相手がどんなにくずでもムカついても殺しちゃいけない、殺した方が負けだといいました。ここに2人の違いが表れているように思います。志摩は、刑事として、殺人はよくないと、しっかり自分がしたことを反省しなさいと言っている気がします。しかし、伊吹は、ひどい奴のために殺人犯になってはいけないと、自分を大事にしろと言っている気がします。前回、人殺しをする前につかまってよかったと犯人に言っている場面がありました。ここに、伊吹の秘密があるのかなと思いました。

逮捕された加々見に今度は食事しよう、最後まで付き合えなくてごめんという田辺に、深く頭を下げた加々見、ごめんという言葉に、謝ってもらったことで、父親ではないものの、思いがあふれてきたのですね。

最後に2人で食事をしているとき、志摩が謝ったのは、この事件で、謝ることは大事なことだと思ったのですね。いい相棒になれそうとニコニコする伊吹は、本当にかわいいです。どんなに願っても、時は戻らないし、人の命は帰らないと言う志摩は、伊吹に、お前は長生きしろよと言いました。九重が誰かから聞き、陣馬が多くを言わない、相棒が死んだことにを思い出して言っているのかもしれません。

第3話
分岐点

放送日:2020.7.10
見逃し配信

『MIU404』第3話の見逃し配信は、2020年07月17日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

武蔵野署では、スタンガンで脅して長い時間体を撫でまわすわいせつ事件も続いていた。

いたずら電話の犯人の足が速いと聞いて、俄然やる気を出す伊吹(綾野剛)だった。同じような通報があり、駆け付ける志摩(星野源)と伊吹。警察だと叫ぶ。本当の犯人なら出てこないが、ゲームなら出てくると。しかし、目の前の若い男がいたずら犯かどうかはわからない。逃げれば犯人だと分かる。待て、と叫ぶ2人。若い男は走り出した。余裕で捕まえられると言ったはずなのに、逃げられてしまった。伊吹は、相手は1人ではなかったという。角を曲がるたびに、人が変わっていたという。

志摩は見たと言う。犯人役は全部で4人、全員同じ服装で、同じキャップだった。4人で自販機で飲み物を買っていて、その自販機は、みまもり自販機、防犯カメラが付いているから、顔が映っているはずという。伊吹が負けたときのことを考えて、車を公園の裏に回していたという志摩に、信用されてない、傷ついたと言う伊吹。

そんな伊吹をカバーしている志摩に、九重(岡田健史)は、人員を入れ替えた方がいいという。志摩は、九重は自己評価が高いという。自分は周りに迷惑をかけてないと思っているのだろうと。志摩は、伊吹を意外と買っていると言った。九重は、足の速さと野生の勘なのかというが、そんなのはどうでもいい、志摩の、自分たちにないところだと言う。

志摩は、九重に、ルーブ・ゴールドバーグ・マシン、ピタゴラ装置を知っているかと聞いた。連鎖的に運動する仕組みと答える九重。障害物があったり、それをうまくよけても違う道に入ったり、そうこうするうちに罪を犯してしまう、何かのスイッチで道を間違えてしまうと言う。それは自己責任で、最後は自分の意志だという九重。志摩も、最後は自分で決めるべきだという。だけど人によって障害物の数は違う、正しい道に戻れる人もいれば、取り返しがつかなくなる人もいる、誰と出会うか、出会わないか、この人の行く先を変えるスイッチは何か、その時が来るまで誰にも分らないといって、パチンコ玉をファイルに滑らせた。パチンコ玉は、志摩が話しながら作っていた道を通っていき、仮眠していた伊吹がキャッチした。「寝てんだからいたずらすんなよ」と。笑う志摩と、パチンコ玉を手に考えている九重。

西武蔵野署の刑事は、防犯カメラの写真を手に、捜査していた。若者だったことから、高校の陸上部の生徒の可能性があると高校をまわっていた。バシリカ高校の校長は、写真を見るなりうちの生徒ではないと言った。生徒全員の顔が分かるのかと尋ねる刑事。校長は、うちの学校には陸上部はないと、学校案内のパンフレット見せるのだった。

110番の2割は、お年寄りからの相談など、緊急性のないものだという話を聞く、桔梗隊長(麻生久美子)と、我孫子刑事部長(生瀬勝久)。相談ダイヤルの広報が必要という刑事部長。

西武蔵野署のいたずら通報には困っているという話に、いたずらと言い方はやめようという桔梗。日本語のやわらかい言葉でごまかしてはいけないと。虚偽の通報だと。

4機捜に捜査協力依頼があった。報告書には、バシリカ高校の校長は、何か都合の悪いことを隠しているようだとあった。現在陸上部はないが、昨年まではあったことが分かった。大会出場の記録が残っていて、入賞したこともあった。

周りの高校から聞くと、昨年の12月に廃部になっていた。生徒たちに写真を見せると、バシリカ高校の生徒に間違いなという。先輩からあそこの高校にはかかわるなと言われていたとも言っていた。その先輩を訪ねると、変なトローチみたいなものを売りつけられそうになったからと言った。ドラッグ、ドーナツEP、六本木を中心に流通していて、合成麻薬MDMA系で中毒性が高い。ドラッグの売人と、今回の虚偽通報の犯人が載っている、廃部前の名簿を出させようという桔梗隊長に、西武蔵野署の刑事はあの校長が素直に出すとは思えないという。しかし、強制的に出せようというのだ。

校長は、部員名簿をすべてシュレッダーにかけていた。写真の生徒のうち2人は、校長に呼ばれた。警察が来ても、何も答えるなという。最後の大会だけでも、陸上部の復活を願う生徒に、連帯責任だと校長は聞く耳を持たない。

生徒の名前もわかり、通報者も10代女性とわかった。しかし、未成年だから慎重にという。学校の協力もないだろう。

大会に出られないと分かり、ネットに書いてやろうかという生徒・成川(鈴鹿央士)に、そんなことをしたら、学校ごとたたかれて、推薦とか就職がだめになってみんなに恨まれるというもう一人の生徒(前田旺志郎)。

九重は、未成年でも罪は同じように裁くべきだと考えている。桔梗は、学ぶ機会を失ったための犯罪だから、救うべきだと考えている。社会全体でそんな子供たちをどれだけ救い上げることができるか、5年後10年後の治安はそこにかかっているという。

もう一度通報するだろうと伊吹は言う。九重はこの状況ではありえないという。伊吹は、彼らは自分のようなバカだから、自分の意見を聴けという。またやる理由は、走りたいからという伊吹。

大会で走れなかった思いをぶつける生徒たち。走りたいならいくらでも場所はあるという九重。陣馬(橋本じゅん)は、正しい場所に戻してやらなければという。

110番通報があり、声紋鑑定の結果、前回までの虚偽通報者と同じだった。伊吹は、自首するなら今だと言ったが、走り出した。

虚偽通報をしていた女子生徒が本当にスタンガンの男(岡崎体育)に襲われてしまった。通報を受けた際には、同じ声だからとまたいたずらか思われたが、声に緊迫感があり、名前も名乗っていた。まきかおり(山田杏奈)は、陸上部のマネージャーだった。

志摩は、お前らの業務妨害が犯人逮捕を遅らせたと生徒に言った。伊吹は、襲われた生徒を助けに行くと言った。逃げるか来るかお前が決めろと言った。生徒は、自分と成川が中心になってやったことで、後輩たちは付き合ってくれただけ、まきは頼まれて電話しただけ、どんな罰でも受ける、まきを助けてくれと言った。生徒たちも一緒に探していた。志摩は、タイヤの跡を見つけた。台車ではないかと気が付いた。志摩は靴を見つけ、伊吹に伝えた。2人は犯人を見つけた。逮捕しようとして、水に落ちてしまった二人。泣き崩れる男子生徒とまき。

生徒たちは家裁へ。重い処分にならなければいいという桔梗に、甘いという九重。桔梗は、甘いことも言いたくなるという。未成年にもかかわらず、ネットに写真と名前が出て、本来受ける以上の社会的制裁を受けている。成川は行方不明のまま。ドラッグについても、逃がすつもりはなく、それぞれ引継ぎをしている。桔梗には小さな子供がいた。逃げている成川に、ドラッグを持った男見知らぬ男(菅田将暉)が近づいていた。

感想

犯人役が岡崎体育さんだと驚いていると、最後にはまさかの菅田将暉さん登場でした。なんて豪華なんでしょう。

ここからは、1話完結だけではない、ドラッグの事件が続いていくのでしょう。

いたずら電話なんて言い方をしてはだめだという、桔梗の意見、確かにそうですね。これはちゃんとした犯罪なんだということを、本人が認識するようにしていかなければ。

高校生のドラッグ。都会では現実のことなのかもしれません。あんな、トローチみたいな錠剤では、気楽に手を出してしまいそうです。だいぶ前ですが、友人に、街で配っている飴は食べてはいけないと、子供たちに言っているということを聞いていました。同じようなものなのですね。

高校はそのことに気が付いても、陸上部を廃部にしただけで、警察に連絡することもなく、隠しとおそうとしています。そんなことが知れたら、学校は、大問題になって、存続していくことができなくなるからでしょう。生徒たちが虚偽の電話をしているこが分かっても、口止めをするだけでした。生徒の気持ちや、将来なんて考えていない、学校を守ることだけを考えています。本当は、過ちを正して、正しい方向に導いていくのが教育です。何も悪いことはしていなかった生徒たちの、陸上を続ける希望も奪ってしまいました。事件に気が付いたときに、学校がちゃんとした対応をしていれば、今回の事件も、多分これからの事件も、なかったのだろうと思います。

九重は、本当にまっすぐで正義感にあふれています。思ったことはすぐに口に出すし、今まで、自分で正しいと思った道を、ずっと進んできたのでしょう。甘やかされて育って、わがままになったり、優遇されて当たり前みたいな、ちょっといやな感じのする人もエリートもいるのですが、九重は、きっと厳しく育てられてきたのでしょうね。まっすぐな彼には、伊吹の言動が許せなかったりするのでしょうね。

志摩が、九重に伊吹のことから話す場面は、難しかったですね。志摩が、伊吹を結構買っていると言ったことは、なんとなくわかります。疑われてばかりいたという伊吹は、優しさを持っています。罪は憎むけれど、逮捕した被疑者にかける言葉は優しさもありました。人殺しになる前につかまってよかったなとか、どんなにひどい奴でも殺したら負けだとか。

ルーブ・ゴールドバーグ・マシン、ピタゴラ装置の話で、九重に伝えようとしていたことは何だったのでしょう。志摩や九重は、最後は全部何でも自分の意志で行動しているのだから、自分の責任だと考えるタイプということでしょうか。志摩が作った装置で転がったパチンコ玉を、眠っていたはずの伊吹がキャッチします。伊吹は、自分の意志とは違うことで足を踏み外した人も救い上げるということなのでしょうか。それも、無意識のうちに。なかなか理解が難しいです。九重はパチンコ玉を手に、考え込んでいます。

他校の教師や生徒へ、卒業生への聞き込みで、犯人はわかったものの、決め手はありません。伊吹はもう一度やるといいます。九重は、捕まりそうな今、やるわけがないと考えます。伊吹は、馬鹿な自分の方が彼らの気持ちはわかる、走りたいからもう一度やるという。そのとおり、同じ女性からの110番通報があった。大勢が待機しているから、走り終わった生徒が捕まっていきます。ところがそんな時、電話をかけていた女の子が本当の犯人に襲われてしまいます。110番通報はまたいたずらかと思いますが、緊迫感が違います。名前もちゃんと言っています。それで、本物に違いないと考えるオペレーターさん、さすがです。追いかけていた刑事たちも、マネージャーまきかおりが襲われたときいた生徒たちも、探します。志摩と伊吹が見つけ、犯人を追い詰めても、水の中に落ちてしまうところがいいです、

生徒たちに甘いという九重ですが、桔梗は、未成年なのに顔も名前もさらされているから、甘いことも言いたくなるといいます。現代は本当に恐ろしい時代ですね。桔梗は、少年犯罪は、教育をちゃんと受けていないからで、そこをちゃんと救っていくことが5年後10年後の治安を守ることになると考えています。少年犯罪に関わる何かが、過去にあったのかと思ってしまいます。

桔梗には子供がいることが、わかりました。一緒にいた女性、黒川智花さんは、桔梗が子供を預けているのでしょうか。これからどうなっていくのか気になります。

1人、逃げ続けている成川、ここまでさせるのは何があるのでしょう。「蜜蜂と遠雷」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、鈴鹿央士くんだったんですね。成川は、今年は、いい成績を出せそうだったようですが、それだけでもないように思います。そして、近づく菅田将暉さん演じる謎の男。彼が誰かわかって近づいています。ますます、面白くなってきました。

第4話
ミリオンダラー・ガール

放送日:2020.7.17
見逃し配信

『MIU404』第4話の見逃し配信は、2020年07月24日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

隊長・桔梗(麻生久美子)の子供を気にしている伊吹(綾野剛)。桔梗の夫は飲食店経営者だったが事故で亡くなった。亡くなった後で妊娠に気が付いた桔梗は1人で生んで育てている。普段は、子供は妹みたいな人(黒川芽以)がみているという。

伊吹は隊長の息子の父親に立候補しようかなという。子供はかわいいと。タイガーマスクが流行ったとき、伊吹はまねをして施設にランドセルを贈った。しかし、ニュースでランドセルばかり、もういらないと言っている施設の職員の話を聞いてショックを受けたとか。志摩(星野源)は、その頃、ニュースを聞いて、世の中にはこんなにもいいことをしたい人がいるんだなと思った。でも、そのわりに世界はよくならない。いいことはするには心の余裕と金銭的な余裕が必要だ。みんなが裕福になれは世界はよくなるのかという伊吹に、金持ちは金もうけのために悪いことをするという志摩。この世に金がある限り事件は起こる。

そんな時に事件は起きた。拳銃使用の殺人未遂事件だ。加害者の男性も被害者の女性(美村里江)も、現場から立ち去ったという。被害者女性は大金の入ったスーツケースを持って、薬局に行き、けがの応急処置をして、上着を売ってくれと言って着替えて、立ち去ったという。防犯カメラの映像をチェックする。1億円はあるようだ。

1億をもって行った被害女性は青池透子(美村里江)、2年前に裏カジノ事件に関与していた。2年前、池袋の闇賭博場が摘発され、客には官僚や上場企業の役員がいて話題になっていた。

聞き込みをする志摩と伊吹。一般企業への就職が決まったと喜んでいたという。

パソコンの中古販売ショップだった。入っていくと、従業員たちは、待っていたかのようだった。開店から約10分後、青池を探しに2人組の男が入ってきた。何とか隠れていた青池。スーツケースに大金を詰め始めた。パスポートも入っていた。なんのお金かときくと、汚いお金、見つかっちゃったみたいと言って、バイバイと出て行った。とても地味な生活をしていて、手作り弁当持参で、休み時間には手芸をしていたという。うさぎのぬいぐるみを作っていた。なぜ通報しなかったのかと聞くと、社長が通報するなと言ったという。

現場に行っていた、陣馬(橋本じゅん)と九重(岡田健史)の役目は終わり、初動捜査は終了となった。

桔梗は、青池について志摩と伊吹に話した。2年前、青池は逮捕されているが被害者でもあった。クラブのホステスだった青池は誘われて違法カジノに出入りするようになった。はめられて借金を背負い風俗に売られ、カジノでも働いていた。そこで逮捕された。情状酌量により、執行猶予1年の判決、昨年執行猶予が明けていた。2年前、本物のオーナーを逮捕することはできなかった。通称はエトリで、本名はわからずに、写真もないという。自称実業家の40代で、似顔絵だけが残っている。今回の発砲事件に、エトリがもしかしたら関わっているかもしれないし、違うかもしれない。でも、撃ったのがどこの組かわからないのに、住之江組の内部抗争だと判断するのは先走りすぎだという。

桔梗は刑事部長の我孫子(生瀬勝久)に電話をしていた。組対四課に対抗しているのかという我孫子に、初動捜査を継続しているだけだという。撃たれたのは2年前の裏カジノ事件の逮捕者だと桔梗は言った。その時我孫子が指揮官だったのだ。とり逃したのは我孫子だと。エトリを必ず捕まえるから、カジノの場所を聞き出すというのが情報提供者との約束だったという桔梗。10億の女神、羽野麦のことかという我孫子。エトリを逮捕しなければ彼女の自由はないという。桔梗が彼女をかくまっていた。息子の面倒を見ていたのが、羽野麦(黒川智花)だ。

ピアノバーでバイトをしていてエトリと知り合った麦が、エトリのことに気がついて協力した。麦は、ひどい目にあわされている女性を知って許せなかっただけだと言った。麦は、エトリから連絡があって怖い思いをして逃げていた。そこに駆け付けた桔梗に、私をだましたのかという。必ず捕まえると言ったのに。桔梗は麦を抱きしめた。警察がそこまでする必要があるかという九重に、ないけどやっちゃいけないということもないという陣馬。今回の事件と2年前の事件とのつながりは低いのではという志摩。1人の人間の人生がどうなってもいいのかという桔梗に、我孫子は多くの人を救ったと、自分たちは多い方を取るしかないと言った。桔梗は、それまでして救った青池がまた道を外した理由を知る義務があると言う。

伊吹は、青池透子と話がしたいという。防犯カメラをじっと見つめる青池の目に、喧嘩を売られている気がするから。言いたいことがたくさんあるような顔をしているという。隊長に、見つけたら自分が事情聴取をしていいかと問う伊吹。見つけたらね、という桔梗。志摩によろしくという桔梗。

土壇場で人間分かる、隊長も青池透子も肝がすわっていると言う伊吹。うさぎをもらってきた伊吹。うさぎは追い詰められると、オオカミも驚くようなキックを繰り出すという話を、アニマルチャンネルで観た伊吹。人の本性を知るには、生死がかかった瞬間を見るといい。青池透子は。そのめったにない瞬間にいる。

青池はスーツケースを持ったまま逃げ続けている。犯罪に使われた携帯のsimカードの多くが、青池が働いていたパソコンショップで売られていたものだった。会社ごと乗っ取られた可能性が高いという。パソコンショップの口座に、実態が疑われる会社からの入金と出金が繰り返されていた。暴力団の資金洗浄に使われていたのだ。青池は、そこから自分口座に入金、横領していた。そして、その口座から引き出したのがちょうど1億だという。暴力団の金なら、横領しても届けないから罪に問われることはないと考えたのだろう。

パソコンショップの前にいた志摩と伊吹。社長らしき人物が現れた。社長が、青池を見つけたと動き出し、志摩と伊吹が追う。

青池がネットでタイ行きの航空券を予約した。

住之江組が動き出し、陣馬と九重が追う。

社長も羽田に向かっているようだ。

防犯カメラで青池が乗ったバスが分かった。高速を降りるよう運転手に伝えたが、青池を撃った犯人も同じバスに乗っていた。高速を降りたら気づかれて危ないという桔梗に、我孫子は、空港でドンパチされるよりバスの方がましだという。桔梗は、一般の乗客もいると抗議する。我孫子は、残りの銃弾は6発だから最大最悪に見積もって6人、空港で住之江組と銃撃戦になれば、何十発が飛び交い、何百人といるし、外国人が死ぬと国際問題にもなると言う。また数の理論かという桔梗。

高速の降り口は近づいている。その時、志摩と伊吹はバスに追いついた。気づかれる前に確保しろという桔梗。やるしかないという志摩。防弾ベストを着用という志摩に、合点承知のすけと答え伊吹。お前がそういう時は合点していない時だと志摩。

運転手は高速を降りて、エンジントラブルだと停車した。伊吹は修理にきたとバス車内に入る。志摩がメロンパンの車から音楽を流し、気を取られているすきに、犯人に袋をかぶせ、銃を確認し手錠をかけた。ところが、銃を持っている者がもう一人いた。もう一人いると叫ぶ志摩。しかし、発砲されてしまった。銃を振り落とした。銃は窓から外に落ちた。何とか抑えたと思ったところで、パソコンショップの社長が銃を持って、手を上げろと志摩の頭に銃を向けた。志摩は銃口に親指を当て、今撃ったら、暴発して2人とも死ぬという。いいよ俺は、撃てばという志摩。震えている社長、隙を見てける伊吹。そこへ、ほかの警察官も到着した。伊吹は志摩に、あんなの暴発するわけない、なめてるのか、死にていのかと言う。志摩は、沈黙の後、助けるのがおせーんだよと言った。伊吹は泣きそうになっている。

青池のところへ行くと脈はなく、間に合わなかった。話たいことが山ほどあるいう伊吹。とスーツケースの中は空になっていた。死因は、銃創の失血死だろうと言う。撃ったのは、住之江組の人間だった。事件の始まりは、青池透子の横領だった。

1億円はどこでどう消えたのか。青池が誰かに渡したのか、隠したのか。

青池透子のスマホから、呟きが見つかった。「笑ってしまう。私はまた、暴力団の下で働いていたのか。ようやく普通の生活を手に入れたと思っていたのに…以前のことがなければ気が付かなったと…通報しても、警察は次の仕事を用意してくれるわけではない。どうせ汚いお金、汚いワタシが使ってもいいだろう…。引き出しいっぱいになったら、どこへ行こう…どこならきれいに生きられるだろう…」

彼女が最後に見た景色は絶望だったと言う桔梗。私たちはいつも間に合わないと。

青池が宝石店に通っていたことが分かった。遺産が入るからと宝石2個をオーダーしていてという。そして、この日購入していた。私は何も知らずに現金で売ったのだから問題ないと言う店主。そんなお金を美しい宝石にロンダリングしたのねと言う。うさちゃんの目として。うさぎのぬいぐるみの目として、海外に持ち出そうとしていたのか。しかし、スーツケースにはなかった。

青池透子は誰を助けたのだろうという九重。呟きは新しい方が上だから、下から読むと言うことを九重が言ったことで、謎が解けていく。もう逃げられないと思った青池は、逃げている途中で見つけた、世界中で女の子だからという理由で虐げられている子たちを助ける活動を見つけた。そして、イギリス本部の住所を聞いて、うさぎを送ったのだった。すごくうれしそうに、興奮していたという。これまで余裕がなくて募金とかしてこなかったから、最後に一つだけと。荷物は19:00の飛行機にのると聞き、それまで逃げればいいのねという青池。

「もう死ぬみたい
誰が決めたの
弱くてちっぽけな小さな女の子
逃げられない
そんなの嘘だ
自由になれる
私が助ける
最後に一つだけ」

彼女の人生はなんだったんだろうという志摩。そんなの俺たちが決めることじゃないという伊吹。

家に帰った桔梗は麦に絶対自由にすると言った。

相手の本性を知るには生死のかかった瞬間を見るといい。お前の本性が死にたい奴だったとはなと伊吹。ハッタリかましただけだという志摩。昼間のような真似を二度とするなと言う伊吹。ガッテン承知のすけと答える志摩の目は、少しうるんでいるように見えた。

感想

今回も深いものがありました。

謎の女は、情報提供したことで追われてしまっている女性だったのですね。情報提供するって、怖いと思ってしまいますね。

刑事部長の数の論理は、それはそうかもしれないけれど、賛成はできません。誰も犠牲者を出さないことを考えているのが、日本の警察だと思っていました。過去の事件、犯人が生きているのに、捜査員が亡くなった事件がありました。人質は必ず助けている印象があります。海外では、すぐに犯人を射殺しているように見えますが、日本では犯人の命を守ります。死んでしまっては、動機の解明ができないということもありますが。

気づかれないうちに確保という、無理な指示をしっかりやってのける2人はすごい。それなのに、1人ではなかった。外に銃が飛んでいくところもしっかり映していたのは、社長が銃を持ってくるから。社長は、持ちなれていないから震えています。でも、志摩はすごかった。どこまで本気なのかわからなかったです。

青池透子は、必死に生きていたのに、普通の会社だと思って就職した会社が、暴力団と関係していた。気が付いた時の絶望感はどんなものだったのでしょう。警察に通報しても、仕事を紹介してもらえない、というのは正直な感想でしょう。それどころか、逆恨みされる心配もある。汚いお金だから、会社は警察に届けないというのは確かにそうです。でも、暴力団は怖いでしょう。それでも賭けに出た青池。銃弾はかすっただけだけれど、出血は続いていた。うさぎの目の宝石はよく考えたと思います。そして、逃げられないとなったら、虐げられている女の子たちに送ろうと思った。手元にお金がないと分かると、ばれてしまうと困るから、スーツケースを持ち続けていたのですね。荷物が飛行機にのってしまえば、奪われる心配がないから、それまで逃げればいいと。辛い人生だったけど、最後は少し、救われた気持ちもあったかもしれません。

生死にかかわる状況になったとき、本性が分かるという話も、伏線になっていたのですね。ハッタリをかましただけだという志摩ですが、死んでもいいという思いもあったのかもしれないと思います。過去の話と関係がありそうな。ガッテン承知のすけも、かかっていた。もう2度とするなという伊吹の言葉には、目が潤んでいるように見えました。2人の絆は強くなっていると感じます。

呟きは、最新が上だから、下から読むということを忘れていた大人たち。九重がいたことで、本当の思いが分かりました。印刷されると特にそう思いますね。

先週の最後に突然現れて驚かされた菅田将暉くん、今回は全く出てきませんでした。どうなっていくのでしょうか。

第5話
夢の島

放送日:2020.7.24
見逃し配信

『MIU404』第5話の見逃し配信は、2020年07月31日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

日本人が働いているコンビニでの強盗が多く発生しているため、店員になって張り込んでいる。

3時33分、19人が一斉に強盗を働いた。逮捕されたのは18人で、全員が外国人の元技能実習生で、8割がベトナム人だった。立ちっぱなしで、12時間働いていて、8万ちょっとの給料だという。パワハラや、日本語が分からないためにいじめられることもあり、逃げ出している。1か所だけ取り逃がした店舗があり、そこではベトナムからの留学生マイ(フォンチー)が働いていた。

ネット上で誘い合って、一斉に強盗をしていたのだった。

マイが共犯者かもしれないと疑われた。その理由は、売上金をバックヤードに置いていて、それも持って行ったためだ。ベトナム語で何か話していた。そのために疑われた。共犯なら、犯人と接触する可能性があると、ボディガードと言って調べている。

マイの通う日本語学校に行き、事務員の水森(渡辺大知)に話をきく。学生はみんなお金に困っているという。留学生と言う名の出稼ぎ。借金してまで日本に来るジャパニーズドリームだと。マイはアルバイト3つを掛け持ちしていた。留学生の働いていい時間を超えている。そうしなければ、生活も借金の返済も成り立たない。

伊吹(綾野剛)は、恩師・元刑事蒲郡(小日向文世)と会った。外国人支援センターで相談役をしている。海を越えて働きに来ている人の支援をしている。志摩(星野源)の話をする。蒲郡は、志摩が自分を信じられなくなったのはなぜだろうと言う。軸足はどこなのだろう。根はいい奴だから問題ないだろうという伊吹。伊吹は人を信じすぎるという。伊吹を信じてくれたたった一人の人だったのだ。ふらふらしていたのが、まっすぐ走れるようになったと言った。

ベトナム語の書き込みが見つかった。言葉の使い方がおかしく、日本人が書いた可能性があるという。「理不尽には理不尽で返せ。俺達には金を奪う権利がある」

技能実習生を受け入れる管理団体が業務停止になり、日本語学校に勤めた水森には借金があった。会社がつぶれてしまった時の負債だった。管理団体はキックバックを受けていた。

マイは、コンビニを辞めさせられた。オーナーの奥さんが不安がっているからと。同僚の女の子からお金を置いていることを誰かに言ったかと聞くと、水森に話していた。

マイに呼ばれて志摩は店に行く。志摩は水割りのグラスを見て何かを思い出した。ランタンの炎、誰かの足、フラッシュバックのようだ。志摩は店を出た。

マイは、伊吹にぶつける。日本人はひどい。ベトナムにある日本の会社はきれいだから、日本にあこがれてきたけれど、みんな働くロボットが欲しいだけと。日本を嫌いになりたくなかったと、マイは泣いていた。伊吹は何も言えなかった。自分がごめんと言っても救えない。志摩は、見ない方が楽だから。伊吹は、志摩は、何かに気づいて自分も信じられなくなったのかと問う。志摩は、またあの光景を思い出していた。

マイが好きなのが水森なら水森が犯人かもしれないという志摩。近隣で強盗が発生していることを知って、模倣を思いついたのだろうと。

マイが逮捕されそうだと水森にいう。何もしていないのに理不尽だという。理不尽の言葉が違っていた。この書き込みはあなたでしょうと言った。この国で起きていることが理不尽だという。便利な生活をするため、実習生という名目で、外国人を働かせている。なぜ、僕一人が罪悪感を抱かなければならないのかと。志摩は、うるせーと叫ぶ、おおぜいの話をしているのではない、マイ1人の一度の人生の話だと言った。

コンビニ強盗を誘引する書き込みがあった。午前3時に、また強盗を集めるつもりなのか。ベトナムでは、9がラッキーナンバー。前回は、9日の3時33分だった。しかし、3は縁起が悪い。これは、来るなと言う意味だと推理する九重(岡田健史)。自分たちに見せるために強盗をするのだろうと気づいた2人。すでに強盗に入って、逃げている水森。

水森は思い出していた。マイと一緒にいるときには、それまでの日本に呼んだ人たちの人生を思った。

わびたいのかあやまりたいのか、どっちなのかと言う伊吹。水森はナイフを振りかざしながら、強盗をした自分は日本人だと叫んだ。外国人は日本に来るなと。一山いくらで買って、いらなくなれば捨てられる。ジャパニーズドリームは全部嘘だと。

特派員REC(渡邊圭祐)が動画を取っていた。

管理団体のバックは、永田町方面だったという桔梗(麻生久美子)。女性の隊長を面白くないと思っている奴がいるから気をつけろと言う陣馬(橋本じゅん)。普通に仕事をしているだけだと言う桔梗。

マイは特定技能一級を取って沖縄のホテルで働くという。これから会う人がみんないい人だといいなと言う伊吹。志摩は、水森は少しは楽になったのかなと言う。罪を叫んで裁かれることで、気づいてしまったずれた世界を伊達メガネで隠して。伊吹に、志摩のことを相棒ごろしと呼ぶ声が聞こえた。

RECの動画は話題になり、テレビ局から使いたいと言われても売らないと言う。フォロワーが増えていた。ダイレクトメッセージが入った。逃げている高校生成川(鈴鹿央士)から助けてください、あなたの力が必要ですと。

感想

毎回、深い話に感心させられます。外国人留学生の過酷な現実に、心を痛め、怒りを感じていた水森の気持ち、最初に事情を聴きに行った時からあふれていました。マイの純粋な心に、自分の過去を思い、自己嫌悪が強くなっていったのでしょう。

水森役の渡辺大知さん、素敵な俳優さんですね。最初の無気力な話し方から、最後の絶叫、変わっていくところがよかったです。

外国人留学生と同じ寮に住んでいたことがあります。管理人さんから、母国に帰ればすごいお金持ちなのだと聞きました。ドラマの中で話していたとおりでした。技能実習生がたくさんいる町に住んでいます。大勢でスーパーで買物をしていたり、日本人の上司と思われる人が、食事をごちそうしている場面も見ました。環境は悪くないようで安心しました。

留学生を助けたいとコンビニ強盗を計画したように言っていますが、そのどさくさで自分も借金を返しているのは自分のためですよね。管理団体のひどいやり方には頭にきていたようですが。

マイは優しい水森のことを好きになっています。水森は、自分はそんな価値のない人間だと、マイのまっすぐな目がまぶしくてたまらなかったのです。好きと言う気持ちではなかったのでしょう。

水森が叫ぶ姿を動画に撮られ拡散され、管理団体はなくなりました。志摩は、それで水森は楽になったのかと気にしています。どうなのでしょうね。結局、目標は何もなくなったわけで、これからの生きていく生きがいが見つかるといいなあと思います。

伊吹を信じてくれたたった一人の人が刑事さんだったから、伊吹は警察官になったのですね。少しグレていたのでしょうか。そして、人を信じるようになったのです。志摩が自分を信じられなくなった理由を気にし、軸足と言う言葉を使っています。自分の信条みたいなものでしょうか。志摩のことを相棒殺しと言っているのを聞いてしまいます。もちろん、本当に志摩が殺したとは思わないでしょうが、何か理由があるのだろうと考えて、その理由を知りたいと思うでしょう。次回は、そのことが分かっていくようです。

マイは前向きに新しい道を進んでいきます。明るくて、本当にいい子ですね。

RECは、動画配信サイトで、社会的なことを扱っていきたいと考えているようです。そんな彼にダイレクトメッセージを送ってきたのは、以前嘘の通報をして、今も逃げている高校生成川です。助けてほしいとはどういうことでしょう。成川君と呼びながら近づいてきた謎の男は、あのドーナツ型のドラッグを持っていました。何をしようとしているのか全く分からないです。

九重は九州出身だったのですね。なまりが出ていました。前回に続いて若者の視点で事件解決のヒントを見つけています。

1話で完結している事件のほかに、成川の行方、志摩と伊吹の過去など、謎がたくさんあります。並行して話が進んでいくのですね。事件が解決して主題歌が流れてから、新しい事件への不穏な動きがみられ、毎回ドキドキします。

第6話
リフレイン

放送日:2020.7.31
見逃し配信

『MIU404』第6話の見逃し配信は、2020年08月07日に配信終了しました。

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あらすじ・ネタバレ

伊吹(綾野剛)は志摩(星野源)と話をしたいと思ったが、取り合ってくれなかったので「相棒殺し」とつぶやき、そう言っていた人がいたと。しかし、一瞬立ち止まったものの、立ち去ってしまう。九重(岡田健史)によれば、志摩の元相棒が死んでいるのは事実で、事故か自殺か、他殺かわからないらしい。

2013年8月8日未明、狛江市で男性・警視庁捜査一課の香坂巡査部長(村上虹郎)が死亡した。遺体の状況から見ると転落死のようだ。しかし不審な点がある。香坂刑事は酒が飲めないのに体内からは多量のアルコールが検出され、遺体から香るほど程だったからだ。

志摩は捜査一課で優秀な刑事だったが、この事件を機に捜査一課から外された。

それを聞いた伊吹は、志摩にとって過去の事件ではなく現在進行系の事件であると感じ、調べてみることに。志摩は「どうせ本当のことなんかわからない」と、あくまでも真相は闇の中という立場で無言を貫く。

伊吹は九重と捜査一課の刈谷を訪ねる。この人物こそ「相棒殺し」と言った人物だ。刈谷によれば、香坂が死亡した前日、志摩は高坂を殺してもおかしくないほどの剣幕で怒っていたという。それで翌日の死亡事件。通報したのは志摩。他殺の証拠がないのは志摩が隠したからだろう。ということだった。この時の初動捜査を行ったのは桔梗(麻生久美子)と陣馬(橋本じゅん)だった。

伊吹と九重は陣馬に話を聞く。陣馬によれば、志摩は電話がつながらないから様子を見に来たと言っていたそうだ。不可解な点はある。香坂の遺体から漂う酒の匂いだけでウイスキーの銘柄を当てたこと、屋上に行くにはエレベーターは使えず非常階段でしか行けないと行ったことのあるような口ぶりだったこと。

九重は刈谷と陣馬に話を聞き、タリウム毒殺事件の容疑者を追っている最中に決定的ないさかいが起き、屋上から突き落としてしまった可能性は捨てきれない。そう考えているようだ。志摩が前に言った「人は誰でも何かのスイッチで、進む道を間違える。誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を変えるスイッチは何か。」この言葉を思い出し、志摩は何かのスイッチで道を踏み外したのではないだろうか。

一方、志摩は桔梗の家で、給湯器の修理を待っていた。羽野(黒川智花)から桔梗の亡くなった夫との話を聞き、桔梗の息子ゆたか(番家天崇)と遊んでいた。

志摩は香坂とのことを思い出していた。香坂は便せんに何かを書いていた。「お前がしたことは許されないことだ。だけどそうさせたのは自分だ」と言った。

志摩は、桔梗の家でゆたかと昼寝をして夢を見ていた。屋上で話している志摩と香坂。志摩の好きなウィスキーで、事件が解決したら乾杯しよう。「俺は刑事じゃなくなったけど」という香坂。「刑事じゃなくなってもお前の人生は終わらない」志摩はそう言って、手を差し出したところで目が覚めた。

伊吹と九重は桔梗を訪ねた。桔梗は面白半分で調べることじゃないと諌めるが、伊吹にとっては大切な相棒のこと。志摩と全力で走るためには志摩のことを理解し、信頼し合わなければならない。そのために必要なことだった。

桔梗の報告書によると、香坂の手紙は遺書ではなく退職届。香坂がタリウム毒殺事件の犯人と思っている女性は、単に捜査をひっかき回しておもしろがっている愉快犯だった。自分を正義として疑わず法を守らずに権力の暴走を行ってしまった。その責任を取るための退職届だった。

香坂の司法解剖の結果、屋上からの転落死ではなく、階段で足を滑らせた紛れもない事故だった。死因は頭頂部の打撲による硬膜下血腫。

香坂には一人暮らしの母がいた。退職届は公表せずに死亡退職で退職金も母に渡した。息子が刑事失格だと母に伝える必要もないだろうという計らいだった。

伊吹は調べた結果、事故だったことを志摩に報告すると、志摩は本当に調べたのか?とうとう降参して話し始めた。

伊吹は屋上に志摩を呼び、香坂の真相を語る。2013年8月8日深夜2時頃、香坂が死亡したその時、香坂はこのビルの屋上から事件を目撃していた。通報を入れてから現場に向かおうとしたところ、階段で足を滑らせて亡くなってしまったのだった。被害者は香坂の通報のおかげでパトカーが来て救われた。最後まで刑事としての仕事を全うしていた。

その事実を知った志摩はずっと抱えていた心の闇を今は亡き香坂に向かって明かした。

感想

今回も、感動しました。

志摩の心の闇が明らかになりました。相棒殺しという言葉を聞いたのが、伊吹が調べるきっかけになっていますが、志摩の様子に気づいていたのです。自分の命を大事にしない様子、ウィスキーを見て帰っていったことなどから、志摩の心を心配していたからです。茶化したように直接聞く伊吹は、ふざけて空気を読まないフリをして、本音を聞き出そうとしています。どうせわからないだろうと、自分で調べろと言う志摩に、やる気を出していきます。九重も巻き込んで、休み日に捜査を始めます。

今回は、九重役の岡田健史くんの出番も多かったです。「中学聖日記」は観ていなかったので、ほぼ初めて演技を観ていますが、抑え目だけどなかなかいいですね。Aスタジオで、まだちょっと訛りの抜けない感じ、人間的な魅力も感じました。よくいる嫌な感じのエリートと違い、しっかり自分で考えていて、だんだんいい刑事になっています。若者ならでは視点で気が付くことも多くて、陣馬ともいいコンビになってきています。

陣馬と桔梗は、はっきり事故だということを知っているものの、表立って、志摩の擁護をしないのは志摩の気持ちが分かっているからなのですね。事故でも、責任を感じていることを。本当の犯人に、嘘の証拠で迫ろうとしていたのかと思ったら、別人だったのですね。それはもう、言い訳のしようもない。志摩は、本当の犯人であっても、手続きが法に従っていなければ、権力の暴走だと言っています。それが別人ならなおのことですね。

以前のピタゴラスイッチの話は今回にかかっていました。九重の心にもひっかかっていました。

桔梗に香坂の事件について教えてほしいと言った時の伊吹、震えるほど感動しました。自分が志摩とバディを組むことになったのも一つのスイッチで、一緒に犯人を追いかけているのも、一つ一つがスイッチで人生だから、大事にしてあきらめたくないと。相棒として一緒に走っていくために必要なことだと言ったのです。志摩とバディとしてやっていくために志摩の悲しみ、つらさを知りたいということです。伊吹と桔梗の話を聞いているときの九重の目もよかった。

香坂の事故のいきさつをすべて聞いた九重は、自分だったら志摩に、自分が犯してしまったことを話せるかなとつぶやきますが、陣馬は目の色を変えて抱き寄せて、言えるようになれと言いました、間違いも失敗も言えるように、あけっぴろげになれと。飲みの誘いは断り続ける九重ですが、飯なら付き合うと、また2人の距離が縮まって、いいバディになってきました。

報告書を読んでも、志摩が一番最後に香坂に会ったのがいつで、どんな言葉をかけたのかはわからなかったと志摩にききます。最後の言葉は、「進退は自分で決めろ」で、屋上で飲みに誘われたけど、始末書を書いていて行かなかったと言いました。何度も、香坂を救うチャンスがあったのに、見過ごし、気づかいないふりをしていたと自分を責め続けてきた志摩の思い、聞いていて胸が苦しくなります。ゆたかとの昼寝の夢の中で、香坂と笑顔で「刑事じゃなくてもお前の人生は終わらない」と話していたのは、本当のことではなかったのですね。ああ言っていればよかったという、後悔から見た夢だったのですね。伊吹だったらこう言っていたに違いないということかもしれません。

伊吹が屋上で垂れ幕を見つけて、香坂が死んだ日、香坂は、向かいのマンションに忍び込もうとする男を目撃して、110番通報していたことが分かりました。慌てていたから、屋上に靴が残っていたのです。これで理由が分かりました。階段で滑ってしまった原因もわかりました。助けられた人に会いに行く二人は、香坂死んだことは話さず、名前も言いませんでした。お礼の言葉を必ず伝えると言った志摩は、あの日香坂の倒れていた場所に行きました。

このシーンも涙が止まりません。やっとこれたと、香坂に話しかけます。香坂のことを弱いと思っていたけど、自分も弱いと。捕まえた犯人に偉そうなことを言いながら、裁かれるのは自分ではないかと思っていると。自分ではなく伊吹が相棒だったら、生きてやり直せたのにと言います。伊吹のことを自分とは違うけれども、ちゃんと認めていることもわかりました。香坂のことを忘れないという志摩、これからも香坂を思いながらしっかりと刑事をやって行くのだという決意も感じました。刑事をやめるのではないかと心配する伊吹に、志摩は今やめたら一生自分を許せないから、香坂への後悔を何度も感じながら続けると言うのです。自分は生命線が長いという。伊吹ならでは優しい言葉です。自分は死なないよと。そして、いつもの2人になるところがいいです。

最後にはまた、別の闇が迫っています。今度は羽野が狙われているのでしょうか。

第7話
現在地

放送日:2020.8.7
見逃し配信

配信期間:2020年08月14日(金)21時59分まで

あらすじ・ネタバレ

トランクルームで遺体が発見された。志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)は初動捜査に向かった。遺体はすわっていて、たくさんの砂がかけられていた。彼はそこに住んでいたらしい。トランクルームの契約者とは別人だった。

陣馬(橋本じゅん)は、息子の婚約者一家との顔合わせの食事会で休んでいた。九重(岡田健史)は、刑事部長の我孫子(生瀬勝久)と、父親とゴルフをしていた。どうして自分を機捜に入れたのか尋ねると、父は自分が入ってみたかったと言った。

陣馬は車を運転していて、飛び出してきた男をひきそうになり、恫喝された。指名手配犯に似ているような気がするが思い出せず、九重に調べてもらった。

魚肉ソーセージのフィルムが落ちていた事件ということは覚えていた。10年前に杉並区で起きた強盗致傷事件だったという。転送してもらった写真は確かに似ている。その男の乗ったタクシーをつけていた。妻と娘に降りてくれと言った。警察官として追わなければならないと。18年前にも家族旅行の途中で指名手配犯を見つけて追いかけたことがあった。散々な家族旅行だったという。今度は、妻と娘が車で行ってしまい、陣馬は降ろされた。携帯も持たずに。

トランクルームで死んでいた男の死亡推定時刻は40~48時間前。自殺が疑われるが大量の猫砂は説明がつかない。防犯カメラはあったがダミーだった。所轄の刑事たちは自殺だと思っていて、やる気がないように見える。

伊吹はトランクルームに荷物を取りに着た、目撃者と思われる家出少女2人に事情を聴いた。幽霊を見たという。志摩は、コスプレイヤーのジュリ(りょう)という女性に話を聞いていた。どちらも、本名や住所を教えない。

伊吹は気が付いた。隣に誰かいると。隣の部屋に男が隠れていた。ベッドもあり、ここに住んでいるようだ。隣で死んでいた男について、殺してはいないし、会ったこともないと言う。しかし、猫の毛と猫じゃらしがあった。ジュリも何か知っているようだ。男に話さない方がいいと言った。やってもいない罪を着せられると。ジュリの服にも猫の毛が付いていた。

男に「倉田さん」と呼び掛けていた。ここにいることを知っていたのだ。なんと、コスプレイヤージュリは清瀬十三という弁護士だった。倉田は退職金詐欺にあってトランクルームに住むようになっていた。ジュリはきんぴら(猫)は倉田が飼っていると思っていた。きんぴらが病気になったとき、ジュリが病院に連れて行ってくれたという。

死んでいた男は高倉健にあこがれて健と名乗っていて、きんぴらは子猫の時に拾ったと言っていたそうだ。倉田よりずっと前からトランクルームに住んでいて、「このままこの暮らしから抜け出せないのなら、死んでいるのと同じだ」と言っていたという。

倉田も考えていた。いらないものを入れておくこの箱で、ただ生きながらえて意味があるのかと。ジュリは意味なんて考えたらこの世のほとんど意味がないよと言った。家出少女たちは、ここにはいらないものなんて置いてない、宝物を置いていると言った。倉田は、その夜、きんぴらが騒ぐのを聞いて珍しいと思ったことを思い出した。ジュリは、きんぴらの足に血が付いているのを見つけた。犯人をひっかいたのかもしれない。

トランクルームの契約者は、過去に自分名義の口座を作って売っていた。自分名義でトランクルームを借りていることは知らなかった。志摩は、「健さんは、自分の名前でトランクルームを借りられない人、犯罪者だ」と言った。健さんは指名手配だった。伊吹が毎日見ていて覚えていた。

陣馬は走っていてタクシーを止めた。電話も警察手帳も持っていない陣馬を警察官だと信じてもらえない。指名手配犯はタクシーを降りたが、陣馬は財布も持っていなかった。警視庁の陣馬と名乗る男がタクシーの無賃乗車をしたという無線が入った。指名手配犯を追っていると。あっちも指名犯かと言う伊吹。

2人の指名手配犯は共犯者だった。健さんの本名は梨本健。本名だった。もう1人は大熊邦彦。健さんの部屋のレシートには魚肉ソーセージがたくさんあった。しかし、フィルムのごみはなかった。魚肉ソーセージは大熊の好物だった。健さんと同じ借主のトランクルームに大熊が住んでいた。部屋は荒れていた。壁には事件からの日数を数える正の字があった。ここでじっと、時効を待っていたのだろう。週刊誌の写真の顔を塗りつぶす落書き。伊吹は志摩に「10年あった何ができるだろう」と言った。英語がペラペラになれそう。プロの料理人。世界中の刑事ドラマを全部観る。なんでもできそうだという志摩。

伊吹が交番に飛ばされて機捜に呼ばれるまでが10年だった。10年間誰かを恨んだり、腐ったりしないでほんとによかったと言った。自分はラッキーだったという。大熊の不幸は、10年間ここから動かず、誰にも見つからなかったことだと言った。さっさととっ捕まえようぜと言った。

大熊は理髪店に入り店主を縛っていた。陣馬は追い付いていた。人に危害を加えようとしたため陣馬は入っていった。はさみを持つ大熊をなんとか抑えた。大熊邦彦だなといい、仲間の梨本健はどうした?と聞く。

大熊は思い出していた。あと少しで自由になれると言った大熊に、梨本は自由なんてないと言った。時効になっても記録は残るから、家も借りられないと言った。普通に仕事もできない。あの時自首していれば、8年ぐらいで出られたはずだと。今ごろとっくに罪を償って普通に生きられた。今はもう、死んでいるのと同じだと。逆上した大熊は梨本の首を絞めた。梨本の部屋に死んだ梨本を運び猫砂などをかけた。猫が大熊にとびかかった。

逃げ延びてやるという大熊に、勤続35年のデカをなめるなという陣馬。しかし、大熊ははさみを持って飛び出した。110番通報があった。志摩と伊吹も向かった。

ナウチューバーREC(渡邊圭祐)のところに、成川岳(鈴鹿央士)が会いに来ていた。成川は警察にはめられたとメールしていた。捕まった仲間はやっていて、捕まってない自分は無実だと言う。警察はおとり捜査みたいな卑怯な方法で仲間を捕まえた。そうやって点数を稼いでいると言った。RECは乗り気だ。

志摩と伊吹は陣馬を見つけた。大熊は出前太郎の自転車とジャンパーを奪って逃走していた。以前のリバーシブルのジャンパーを裏返して、ワッペンを貼っただけだときいた志摩は作戦を思いついた。たくさんいるメンバーにメールを送り、赤い方にして着るように指示した。1人だけ連絡のいかない大熊が、緑の出前太郎のジャンパーをきていることになる。

3人は大熊を追い詰めた。逃げてもいいことないよという伊吹。死闘の末、逮捕した。泣き崩れる大熊。伊吹は、もっと早く捕まってりゃなあと言った。

息子の食事会へ行けと志摩と伊吹に言われた陣馬。

家出少女がメッセージを送ってきた人のところに泊めてもらおうとするのを、断りのメッセージを勝手に送る伊吹。暴力や性被害にあってほしくないという志摩。ジュリはサポートセンターと自分の名刺を渡した。悪い大人もいるけどちゃんとした大人もいる、1人じゃないと。倉田に奥さんとちゃんと話した方がいいというと、倉田の奥さんは猫が好きだという。これでみんな行き先が決まった。ジュリと2人の少女たちがイベントに行けなかった代わりに歌い始めた。

陣馬は挨拶だけして帰ると言って、自分は刑事の仕事ばかりで、家族のことはちゃんとできていない。でも息子は、自分と違っていて、家族思いのいい奴で、誇りに思うと言った。その場にいた人たちはみな、凶暴な指名手配犯を捕まえたことを知っていた。九重から必ず行くから待って欲しいと連絡があったという。

九重の父は、息子を機捜に入れた理由を、自分の息子だということは不幸だと言った。ごまをするものや目の敵にするものがいると。そんなことに惑わされず、自分の道を見つけてほしいと言った。

にぎやかなようすを羽村(黒川智花)にテレビ電話する伊吹。羽村は泣いていた。画像の乱れに気づいて、外に出る桔梗。車が走り去った。

謎の男(菅田将暉)と会う成川。成川は、彼をくずみさんと呼んでいる。シェアハウスを紹介したらしい。RECに会うことも、名刺の会社の仕事を手伝えとか、それが仕事だ。数万円ずつのギャラを払い、これからいくらでも稼げる、安泰だという。成川のメロンソーダに、あのドーナツ型の錠剤を入れた。思いきって飲む成川。

志摩と伊吹が桔梗(麻生久美子)の家に行くと、桔梗は盗聴器を見つけていた。どこのどいつだという志摩だった。

感想

今回も日の当たらないところにいる人たちを描いています。

家出少女はたくさんいるのでしょうか。最近、家出をしても捜索願を出してもらえない少女たちが被害者となるドラマと映画を観ました。志摩、伊吹、ジュリに出会った彼女たちは幸せでした。彼女たちは、もしかしたら捜索願、出ているのかもしれませんが。

10年間トランクルームで身を潜めていた大熊のことを知った伊吹が、10年間で何ができるかといい、何でもできる気がすると志摩が言いました。トランクルームの中の様子で、大熊の心の中がかなり荒んでいることが分かりました。

伊吹は交番に飛ばされた10年間、誰かを恨んだり腐ったりすることがなくてよかったと言っています。大熊は誰にも見つからなかったことが不幸だったと言う伊吹。伊吹はいつも、捕まってよかったねと言います。さらに犯罪を重ねることがないからですね。

実際、梨本は、時効になっても自分の記録は残るから、普通に家を借りたり働いたりはできないと言いました。捕まらないというだけで、罪が消えるわけではないですから。長い時間の中で考えて、たどり着いたことかもしれませんが、自首してれば8年ぐらいで出られて、罪を償って、普通に生きられたと言っています。

現実では刑務所帰りもつらいことがあるかもしれませんが、今のように隠れているよりはいいということでしょう。トランクルームにこもっているのは、もう、死んでいるようなものと感じていたのです。同じようにしていても、大熊と梨本の考え方は違ってしまいました。梨本には、かわいい猫のきんぴらがいたからでしょうか。きんぴらをとおして、倉田と交流があったことも関係しているのかもしれません。

退職金詐欺にあって、奥さんと喧嘩して、もともと借りていたトランクルームで暮らすようになった倉田さん。いらないものを入れておく箱の中で長らえて何の意味があると言った時、ジュリは、考えたら世の中のほとんどのことには意味がないと言いました。そして、家出少女たちは、いらないものなんて入れてないと、宝物を入れていると言いました。この言葉、倉田はうれしかったと思います。自分を要らないものじゃないと言って貰えた気がしたと思います。

時効を待っていたのに、さらに殺人まで重ねてしまった大熊は必死に逃げています。大熊は強いし、必死に逃げているからなかなか捕まえられないのですね。出前太郎がキングヌーの井口さんなのは驚きました。ジャンパーで見分けられるように考えた志摩もすごいひらめきだと思いました。陣馬に手錠を渡してかけさせるところもよかったです。

陣馬の食事会を思い出して早くいくように促している志摩と伊吹に、機捜のチームワークの良さが分かります。九重も息子に知らせる方法を思いついて送るのが素敵でした。きっとうまく言えないだろうと陣馬のことを知らせてくれたんですね。おかげで和やかになってよかったです。

ついに動き出した菅田将暉くん演じる謎の男。いかにも人のよさそうな、やさしい目の成川。くずみさんと呼んでいましたが、柔らかい言葉遣いながら、有無を言わせない強引さも感じます。悪いことをしているのは間違いないけれど、どうなっていくのでしょうか。成川が心配です。RECは何をしようとしているのでしょう。

桔梗は盗聴器を見つけました。どこのどいつだと伊吹が言った時、謎の男が映りました。そこにつながっていくのでしょうか。

『MIU404』の番組情報

『MIU404』ってどんなストーリー?

『アンナチュラル』『逃げるは恥だが役に立つ』などを手掛けた脚本家・野木亜紀子さんのオリジナル作品、しかも監督、プロデューサーは『アンナチュラル』の2人。がぜん期待が高まります。2020冬ドラマでは『コタキ兄弟と四苦八苦』が気軽に見れるのに深い内容と演者の好演で満足度がとても高い作品を手掛けていました。

『MIU404』(ミュウヨンマルヨンと読みます)は、初動捜査のプロである機動捜査隊が24時間のタイムリミットの中で事件解決を目指す刑事ドラマです。

警視庁の働き方改革の一環で作られた「刑事部・第4機動捜査隊」を舞台に、星野源さんと綾野剛さんによる破天荒バディがバトルを展開します。

星野源さんが演じる志摩一未は、観察眼と社交性に長けているものの人を信用しない。綾野剛さん演じる伊吹藍は、考える前に体が動いてしまう「野生のバカ」。

隙あらば暴走する伊吹、それに振り回される志摩。性格が正反対の2人のやりとりも楽しみのひとつですよ。

『MIU404』の放送情報

放送局放送時間放送開始日
TBS金 22:00未定

『MIU404』のスタッフ情報

【脚本】
野木亜紀子
【監督】
塚原あゆ子
【プロデュース】
新井順子
【主題歌】
米津玄師「感電」
【演出】
塚原あゆ子、竹村謙太郎、加藤尚樹
【編成】
橋本孝、渡瀬暁彦
【製作】
TBSスパークル、TBS
【公式サイト】
https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/
【Twitter】
https://twitter.com/miu404_tbs
【Instagram】
https://www.instagram.com/miu404_tbs/

『MIU404』のキャスト一覧

志摩一未:星野源
警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員。以前は捜査一課にいたが、ある事情から異動。運転免許試験場を経て所轄にいたところを、4機捜の設立とともに桔梗に呼び戻された。観察眼と社交力に長け、常に先回り思考で道理を見極めようとするものの、伊吹には振り回される。
伊吹藍:綾野剛
警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員。機動力と運動神経はピカイチの野生のバカ。鼻が効くが、臭気なのか雰囲気を嗅ぎとっているのかは不明。
桔梗ゆづる:麻生久美子
警視庁刑事部・第1機動捜査隊 兼 第4機動捜査隊・隊長。警察署長を経て女性初となる1機捜の隊長に任官。口は悪いが懐は広い。根性論が嫌いなリアリスト。
陣馬耕平:橋本じゅん
警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員。ベテラン機捜隊員。腕っぷしは誰よりも強いが近ごろは年齢を感じることもしばしば。ノミニケーション、筋ハラで若者から嫌われがち。特技は顔面配備。
九重世人:岡田健史
警視庁刑事部・第4機動捜査隊・隊員。父親が警察庁刑事局長で自身もキャリアの新米。
糸巻貴志:金井勇太
警視庁刑事部・第1機動捜査隊・隊員。桔梗が1機捜内に設立したスパイダー班の班長。SNSのリアルタイム監視ほかWEB分析、防犯カメラの映像解析などを担う。
我孫子豆治:生瀬勝久
警視庁刑事部・刑事部長。組織対策犯罪部の部長時代に桔梗とやりあった過去があり犬猿の仲だが、お互い牽制しながら利用し合っている節がある。
特派員REC:渡邊圭祐
動画投稿サイト「NOW TUBE」で「ナイトクローラーチャンネル」を配信しているナウチューバー。本名不明。自身を「特派員REC」と名乗り、ネットでみつけたネタやニュースの解説動画を日々アップし、億万ナウチューバーを目指している。

金曜ドラマ

放送期作品名
2020年MIU404
病室で念仏を唱えないでください

-2020年春, クールドラマ
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